解決済 100D49 08.消化管

栄養療法について

食道癌による高度の食道狭窄がある患者に対しての栄養療法についてですが、
まず経管栄養を考慮するにあたって、経鼻経管栄養を選択したいところですが、答えは中心静脈栄養となっています。
狭窄の程度については文章での「高度狭窄」としか言及されていませんが、盲目的に経鼻的にチューブを挿入するのが困難だからという認識でよろしいのでしょうか。

回答4件

  • 経鼻胃管が駄目なら次に胃瘻を考慮するべきではないでしょうか?(患者さんの希望にもよりますが)
    古い問題なので、当時は今ほど経腸栄養が推奨されてなかったのではないでしょうか。

    高度狭窄のある患者に駄目元でも経鼻胃管をトライしてみてもいいのかは私も知りたいです。

  • 水分しか通らないくらいの狭窄ならdは通りそうですよね

  • 私も、dに引っかかりました。
    本症例では、食道狭窄の原因として食道癌などが挙げられ、今後精査を必要としている状況です。
    選択肢dの経鼻経管栄養を行うと、チューブを留置する必要があり、今後の精査の妨げとなるため適さないようです。(参考:QUESTION BANK)
    以下は、正しいかわかりませんが、経鼻チューブを挿入する際に食道癌の部位を損傷させてしまうのを回避するためにも、経鼻チューブは適さないのではと考えました。

  • 質問拝見いたしました。
    じゅんじゅんさんのおっしゃられることに加え,
    食道癌の診断がついていない段階では, ステントの適応はないと考えます。
    本症例では, そもそもまだ食道造影を行った段階であり, 切除不能食道癌と診断していないことから,
    まずは全身状態の安定化をはかり, その上で診断, ステント留置という流れになるのではないでしょうか。

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  • 問題参照 100D49

    次の文を読み、49、50の問いに答えよ。
    68歳の男性。嚥下障害を主訴に来院した。
    現病歴:1か月前肉片がつかえ、そのときは水を飲んで通過させたが、以後固形食がしばしばつかえるようになった。この1か月で5kgの体重減少がみられる。2日前から水分しか通らなくなった。
    生活歴:飲酒週2日、ビール大瓶1本/回を40年間。喫煙30本/日を40年間。
    現 症:意識は清明。身長164cm、体重65kg。体温36.1℃。脈拍76/分、整。血圧146/98mmHg。心雑音はなく、呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟。肝・脾を触知しない。
    検査所見:血液所見:赤血球365万、Hb 10.9g/dL、Ht 35%、血小板29万。血清生化学所見:総蛋白5.8g/dL、アルブミン2.9g/dL、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 18U/L、ALT 10U/L、Na 146mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。食道造影では水溶性造影剤の通過が遅延し、食道中部から下部に高度の不整狭窄像を認める。
    対応として最も適切なのはどれか。
    • a 経過観察
    • b 流動食
    • c 輸血
    • d 経鼻経管栄養
    • e 中心静脈栄養
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