解決済 111A36 02.内分泌代謝

黒いCushingについて

選択肢のdが尿中コルチゾール定量で総分泌量を把握でき正解とありますが、すでに血液検査でコルチゾールのデータを得ているのに、尿中のコルチゾールを把握する意義がわかりません。
目に見えづらいとはいえ、bのMRIで病巣をみるほうが良いように思えてしまいます。(“確定”という言葉がいけないのでしょうか?)
無知で申し訳ありませんが、どなたかご教授願います。

回答2件

  • 診断基準に記載があると思います。
    また、MRIで確定できる保証はないと思います。確定できる保証もないのにMRIをするのが適切なのか、という公衆衛生的な観点もあり、ここでは画像検査の前に検査前確率をあげたいということではないでしょうか。(診断基準を見る限りは画像検査は確定診断時に行うみたいですね)
    http://www.nanbyou.or.jp/entry/238

  • コルチゾールは日内へんどーしてるので
    その時玉たま高いことだってあるンゴ
    ゆえに全量定量するンゴね

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  • 問題参照 111A36

    62歳の男性。全身倦怠感と下腿浮腫とを主訴に来院した。半年前から症状を自覚していた。自宅近くの医療機関を受診したところ、高血圧症と耐糖能異常とを指摘され、カルシウム拮抗薬と利尿薬とを処方された。しかし、血圧も症状も改善しなかったため、ホルモン異常を疑われて紹介されて受診した。身長174cm、体重81kg。血圧152/90mmHg。下腿には浮腫があり近位筋優位の筋力低下を認める。血液生化学所見:血糖184mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.6〜6.2)、ACTH 140.4pg/mL(基準60以下)、コルチゾール39.8μg/dL(基準5.2〜12.6)。

    この患者について正しいのはどれか。

    • a 病変は頭蓋内と確定できる。
    • b MRIで責任病巣が確定できる。
    • c 早朝空腹時のホルモン測定を繰り返す。
    • d 尿中遊離コルチゾール定量で総分泌量を把握する。
    • e CRH負荷に対してACTHが反応しないことが特徴である。
  • 関連トピック

    なし