解決済 109A32 07.循環器

完全房室ブロックの診断の仕方

109A32の件で、質問させていただきます。
本文・心電図から、「a:洞不全症候群」「e:完全房室ブロック」までは絞り込めました。
PP間隔・RR間隔を定規で測って計測したのですが、穂澄先生が言われているように「PP間隔・RR間隔は整」ではないように感じてしまいました。
(Question Bankでも「PP間隔・RR間隔は整」と記載されていたので、解答に示されていたPP間隔・RR間隔を定規で測ったのですが、それでも一定ではない結果となってしまいました。)

ですので、「e:完全房室ブロック」を否定し、徐脈を呈しているため「a:洞不全症候群」を選んでしまいました。

QBに示されていたPP間隔・RR間隔が間違っていたのかもしれませんが、どのようにECGを読めば良いのか、ご教授いただければ大変幸いです

ご多忙の中大変恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致します。

回答2件

  • 厳密に「PP,RR間隔が整」であるかどうかよりも「PRが連動しているかどうか」の方に着目すべきではないでしょうか。
    画像BではPP,RRが整であるかどうかの微妙な論議以前に、明らかにPR間隔は一定ではないですから、完全房室ブロックと考えるのが妥当ではないでしょうか。
    また、wideQRSとなっているので補充調律であると考えられることも裏付けになるかと思います。

  • NNZ 様

    早速のご丁寧なレスポンスを頂きましてありがとうございました!

    なるほどですね!!
    今回の問題に限らず、房室ブロック系はいつも何に注目したらいいかわからず、ミスが多かったのですが、PRが連動しているか、していないかに着目することで解決できそうだと感じました。もう一度整理し直してみたいと思います。

    お忙しい中、重ねましてありがとうございました。

    ずーちゃん

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  • 問題参照 109A32

    78歳の男性。全身倦怠感とめまいとを主訴に来院した。65歳時から高血圧症と糖尿病で、5年前から発作性心房細動で内服治療中である。2か月前から時々目の前が暗くなることがあった。1週前から全身倦怠感とめまいとが出現したため受診した。身長164cm、体重58kg。脈拍32/分、整。血圧138/80mmHg。呼吸数20/分。心尖拍動を鎖骨中線から2cm外側に触知する。I音の強さは一定しない。下腿に著明な浮腫を認める。4か月前と本日の心電図(A、B)を別に示す。
    全身倦怠感とめまいの原因として正しいのはどれか。
    • a 洞不全症候群
    • b 心室期外収縮
    • c 発作性心房細動
    • d 完全右脚ブロック
    • e 完全房室ブロック
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