お世話になっております。
本問題では胎児の発育は正常であり、胎児に胎児水腫を認めているため第1選択として中大脳動脈の血流速度計測を行うべきであると理解しています。
もしこれが胎児の発育が正常でなかった場合は母体の感染による胎児への体内感染になり、均衡型の胎児発育不全となるのではないかと考えました。その場合は、第1選択として臍帯動脈の血流速度測定を行うことになるのでしょうか。
どなたかお答えいただけると嬉しいです。
問題文の「かかりつけ医を受診したところ頬部の紅斑と手足のレース様紅斑とを認めると言われた」から伝染性紅斑を考えます。
伝染性紅斑に妊婦が感染すると溶血を引き起こすので、胎児水腫へとつながります。
ここで考えなくてはならないのは、胎児水腫ではなく、胎児貧血が重要になります。
胎児貧血では脳への酸素供給を保つために中大脳動脈の血流が増えるはずなので、中大脳動脈の血流速度を確認します。
もし血流が増加していなければ何かしらの脳障害を引き起こす可能性があるので、すぐにターミネーションを考慮しなければならないと思います。
ちなみにFGRの均衡型は胎児因子(遺伝子異常など)によるものが多いとされています。
不均衡型は母体因子であり、感染はこちらに含まれます。
また、あまり詳しくはないのですが、28週であれば器官形成期を終えているので、体への栄養よりも脳への栄養の方が優先されると思います。
なので、どちらにせよ中大脳動脈血流速度が1stになるのではないでしょうか。
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