お世話になっております。
テストゼミ2021予想編 問題26の解説にて
「間欠性外斜視は遠方視や疲れたときに出現し、遮蔽時には出ない」ため否定的としていましたが、
116D26では遮蔽板を用いて斜視が出現しているように思えます。
選択肢aの斜位と選択肢eの間欠性外斜視について、鑑別する方法の解説をお願いしたく存じます。
よい着眼ですね。
実は116回国試当日にドクター間で議論した際にも話題となったのが116D26の選択肢dがなぜ「間欠性外斜視に認められる」という表現になっているか、という点です。
つまり、診断名が間欠性外斜視なのであれば、「に認められる」などという回りくどい表現はせず、むしろ問題ごと「診断はどれか」とし、間欠性外斜視をマルにすればよいだけの話なのです。
これはおそらくですが、116D26では外斜位が想定される、ないし否定できないという扱いにしており、症候としての間欠性外斜視でこういう現象がみられても矛盾はない、という位置づけなのだと邪推します。
テストゼミの問題(Sofia)では画像一発となっており、「トラック運転中に(疲れてくると)出やすい」といった記載がないため、診断名としては斜位がbestです。
ご指摘の点(「遮閉時に出るわけではない」という板書周辺)は上記のように解釈ください。
ただ116D26のケースでは、ここまで議論を深堀りしても大半の医学部生にとっては有益な情報とはならないと判断し、medu4の講座設計ポリシーから、この点には敢えて触れていません。
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39歳の男性。複視を主訴に来院した。長時間のトラック運転中に、センターラインが二重に見えることがある。視力は両眼ともに裸眼で1.2であり、前眼部、眼底に異常を認めない。ペンライトと遮閉板を用いて遮閉試験を行ったところ、図のような右眼の動きがみられた。左眼も遮閉により同様の動きを示した。
病態の説明として正しいのはどれか。