「あたらしい内科外科⑩神経」の授業に関しまして質問があります。
ご講義内でアルツハイマー型認知症は初期に遂行機能障害が出るとおっしゃっていました。
遂行機能障害は前頭葉の障害なので、これが正しいのであれば、その下に書いてある「初期に側頭葉〜頭頂葉、海馬」の萎縮が見られるという部分が辻褄が合わないのではないかと少し疑問に思って困っております。初期の部分に書いてある症候に対応させると「初期には前頭葉〜側頭葉、海馬」の萎縮の方が正しい気がします。(記銘力障害、取り繕い=海馬×、遂行機能障害=前頭葉×、自発性低下=側頭葉×なので。)初期にも前頭葉も萎縮することは多いのでしょうか。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_06.pdf
↑こちらはAlzheimer型認知症のガイドラインですが、一番最初のページ下から7行目を参照ください。「アルツハイマー型認知症は初期に遂行機能障害が出る」は正しいです。萎縮する脳葉と機能障害の部位は必ずしも1対1で対応していないところなのかもしれません。
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