解決済 110I3 14.整形外科

C6の障害で上腕二頭筋の障害は出るのでしょうか?

お世話になっております。

選択肢a上腕二頭筋の萎縮はどうして不正解になるのでしょうか?

回答2件

  • 回答失礼いたします。参考にして頂ければ、幸いです…

    上腕二頭筋は、筋皮神経によって支配されています。
    この筋皮神経は元をたどれば、腕神経叢より分枝した神経であり主にC5~C6の前枝から構成されるとされています。
    ですので、C6が障害されると仮定した場合においては、上腕二頭筋の萎縮といった筋または末梢神経の障害によって引き起こされる現象が認められてもよい、と考えられます。
    (腕神経叢の解剖図については、こちらを参照されてください…☞https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/brachial_plexus_injury.html

    一般的な参考書ですと、神経学的高位診断の項目でC5☞三角筋・上腕二頭筋、C6☞大胸筋・腕橈骨筋…のように単純化されていますが…
    上記のように解剖学的に考察すれば、障害部位だけでなくその前後の障害も(程度の差はあれ)認められてもよいのだと思います。この考えは、どの文献にも記載されておりませんので、あくまで私個人の考え方ですが…

    解剖学を復習する良い問題だと思いました!共有いただき、誠に有難うございました。

  • ご回答ありがとうございます。
    ガチガチにここが障害される!という考え方ではなく、その付近に障害されても矛盾はないという考え方の方がいいですね。

    ありがとうございました。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 110I3

    筋萎縮性側索硬化症患者で第6頸髄の頸椎症性脊髄症を合併するとき、筋萎縮性側索硬化症の病態によるのはどれか。
    • a 上腕二頭筋萎縮
    • b 腕橈骨筋筋力低下
    • c 大腿四頭筋反射亢進
    • d 下腿三頭筋線維束性収縮
    • e Babinski徴候陽性
  • 関連トピック