解決済 109D49 12.小児科

流行性耳下腺炎の感染経路について

失礼します。
本問題ではbは誤りですが、国立感染症研究所(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/529-mumps.html)では「〜接触、あるいは飛沫感染で伝搬するが、その感染力はかなり強い。」とあり、本選択肢のbも正しいのではないかと考えました。
この場合では明らかにdが正しいと考えて選択するのでしょうか?
どなたかご教授して頂けると助かります。

回答3件

  • 国試的には明らかにdが正しいのdという考え方でもいいと思いました。
    ムンプスの場合、臨床症状(+)の患者の約95%で耳下腺炎が見られるため、一般的にはアミラーゼが上がると考えていいと思います。

    ご指摘のようにムンプスは飛沫感染、接触感染ともにきたしうるため、「接触感染きたしうる」は正しいという意見に同意です。
    調べてみたところ、ムンプスは鼻腔もしくは上気道粘膜に局所的に感染した後、潜伏期の後半にかけてウイルス血症をきたすそうです。
    なので、「飛沫感染と接触感染でどちらが感染をきたしやすいか(=感染対策が重要か)」を考えると、飛沫感染と考えるのが妥当ではないでしょうか。
    お答えになっていれば幸いです。LancetによくまとまったReviewがあったのでもしよろしければご参照ください。
    Lancet. 2008 Mar 15;371(9616):932-44. (https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18342688/)

  • 解説を修正しておきました!

    以下、正しいかどうか自信はない私見なので話半分に聞いて下さい。

    ぶっちゃけて言って、飛沫感染する病原体って、指しゃぶりとかして、他の子にベトベトくっつければかなりの確率で感染すると思うんです。よって接触感染も伴うことが多いです。

    一方、接触感染しかしない病原体って、くしゃみなどで唾液に乗って飛んだりはできないため、一般に飛沫感染はしません。

    つまり、飛沫感染のほうが接触感染よりも強めの伝播形式であって、国試で「飛沫感染する」と問われたら、「接触感染ももちろんする」という意味を暗に持っている印象です。反面、「接触感染する」と問われたら「飛沫感染はしない」という意味を暗に持っている気がします。

    そう考えると、「空気感染〈飛沫核感染〉する病原体=麻疹・水痘・結核」っていう知識が引き立ちます。飛沫感染と接触感染の線引はグレーなので、「飛沫感染=×××」のように公式的に丸暗記するのが困難なのでしょう。究極的にやばいのは空気感染する病原体であって、その3つが繰り返し国試やCBTで問われるのも納得です。

    もちろん、↑は100%正しい議論ではありませんので、「まぁ、そんな見方も確かにできるかな」程度に記憶の参考にどうぞ(今後の国試で例外が出たらゴメンナサイ)。

  • @なんのかけ様
    @ほずみん様
    お忙しい中、お答え頂きありがとうございます。
    問題作成者の意図を読み取れる様、今後とも精進してまいります。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

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  • 問題参照 109D49

    4歳の女児。発熱と頭痛とを主訴に母親に連れられて来院した。数日前から右耳下部の腫脹と疼痛があり、本日の夕方から発熱、頭痛および嘔吐がみられた。夜間に発熱と頭痛とが増強したため救急外来を受診した。意識は清明。体温39.1℃。脈拍132/分、整。呼吸数24/分。SpO2 98%(room air)。咽頭は軽度発赤し、右耳下腺に自発痛を伴う腫脹を認める。項部硬直を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は正常である。
    この疾患について正しいのはどれか。
    • a 血清リパーゼが高値である。
    • b 感染経路は接触感染である。
    • c 合併症には伝音難聴がある。
    • d 唾液腺由来の血清アミラーゼが高値である。
    • e 髄液検査で多形核球優位の細胞数増多がみられる。
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