お世話なっております。
悪性関節リウマチの可能性が高いとの結論に至る115D54において、(正解へのプロセスを惑わす程の記載とは全く感じませんでしたが)、ガンマGTが高いのが気になりました。
本問で胆道障害が示唆されるのは何故でしょうか。
鎮痛剤や血管炎とも関係がないようにも思え、何か理由が隠れているのでしたら教えていただきたいです。
国試的にはRA +胆肝機能異常であればPBCとかが考えられるのかなと思います。(他の問題と比べるとあまり上昇してませんが)
他にも薬剤性やら脂肪肝やら考えられそうですが情報が限られてるので確実にはわからないと思います。
PBCにしては患者像も違うしガンマGTも高度上昇していないし、国試の問題であいまいな理由で検査異常値を記載することはあまり考えられない、、とすれば何が起きているという設定なのだろうか?と少し調べましたら、
関節リウマチの患者さんは、治療のために多くの薬物を使用しているので薬剤性の肝障害を生じる場合が多いそうです。そして、薬剤性の肝障害ではガンマGTが上がりやすいそうです。
本問でもそういう経緯でガンマが上がっているのだろうと理解しようと思います。
返信ありがとうございました。
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63歳の男性。発熱と下肢の皮疹を主訴に来院した。10年前に自宅近くの医療機関で関節リウマチと診断され、抗リウマチ薬による治療を受けていた。1年前から多発関節痛が増悪し、抗リウマチ薬の増量や追加をされたが改善しなかった。1週前から37℃台の発熱を認め、市販の解熱鎮痛薬を内服していたが改善しなかった。2日前から38℃台の発熱となり、下肢の皮疹に気付いたため受診した。体温38.3℃。脈拍96/分、整。血圧142/86mmHg。呼吸数18/分。眼球結膜の充血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側下腿に一部潰瘍を伴う紫斑を認める。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 392万、Hb 10.2g/dL、Ht 32%、白血球13,700(桿状核好中球26%、分葉核好中球44%、好酸球1%、好塩基球1%、単球10%、リンパ球18%)、血小板36万。血液生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dL、AST 38U/L、ALT 42U/L、LD 315U/L(基準120~245)、γ-GT 72U/L(基準8~50)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 8.2mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉1,260IU/mL(基準20未満)、抗核抗体陰性、CH50 22U/mL(基準30~40)、C3 42mg/dL(基準52~112)、C4 12mg/dL(基準16~51)。
現時点で行うべき検査として適切なのはどれか。