Gilbert症候群で、低カロリー食試験によりビリルビン値が上昇するのは何故でしょうか。
また、低カロリー食試験では一般的にビリルビン値が上昇しGilbert症候群の場合に特に2倍以上になるのか、それともGilbert症候群でなければビリルビン値に変化は見られないのでしょうか。
キクらげさん
Gilbert症候群が絶食試験でビリルビン上昇する直接的な理由はちょっと調べた範囲ではわかりませんでした。絶食はCCKの分泌を下げて胆嚢の収縮を抑制し、胆汁うっ滞を引き起こすようなので、一般的に健常人でも絶食すればビリルビンは上昇しそうです。
p7参照
http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-teine-170920.pdf
引用されてる論文
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1542356509008805?via%3Dihub
どっこいしょさん、ご回答ありがとうございます。確認が遅れて申し訳ありません。
絶食で胆嚢の運動が低下して胆汁鬱滞しビリルビンが上昇するという仕組みは納得できました。
ただ胆汁鬱滞が原因ならば直接ビリルビンが上昇しそうなので、グルクロン酸抱合能が低下するGilbertとの関係はやはりよくわかりませんね...。
キクラゲさん
Uptodate見てみたんですが、1970年代のラットを対象とした研究が参考文献の話しかのってなかったのでいまいちこの辺は研究が進んでいないようです。
https://www.uptodate.com/contents/gilbert-syndrome-and-unconjugated-hyperbilirubinemia-due-to-bilirubin-overproduction?search=Gilbert&source=search_result&selectedTitle=1~52&usage_type=default&display_rank=1#H78566112
引用されてた文献(パット見て分子生物学の話で難しすぎるから自分は読んでない)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/891104/
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22歳の男性。黄疸を主訴に来院した。家族に黄疸を指摘されたため受診した。自覚症状はない。血液所見:赤血球452万、Hb 14.3g/dL、白血球5,400、血小板18万。血液生化学所見:総ビリルビン3.8mg/dL、直接ビリルビン0.3mg/dL、AST 18U/L、ALT 19U/L、LD 210U/L(基準176~353)、ALP 220U/L(基準115~359)、γ-GTP 19U/L(基準8~50)、HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。低カロリー食試験で血清ビリルビン値は2倍以上に上昇した。
対応として適切なのはどれか。