解決済 111A21 11.産婦人科

111A21 基礎体温と妊娠の可能性

侵入奇胎の問題ですが、メディックメディアの第111回医師国家試験問題解説では「基礎体温は1相性である(→妊娠の可能性は否定的である)」と記述されています。
過去問を調べたところ99A40でも基礎体温が1相性で臨床的侵入奇胎の診断でした。
妊娠が成立すれば黄体によるプロゲステロンの作用で高温相が続き1相性を呈するように思うのですがなぜ否定的なのでしょうか。
産科・婦人科の知識に疎く、どなたか教えていただけると嬉しいです。

回答2件

  • いつから基礎体温が一相性なのか記載がありませんが、文脈的に少なくとも胞状奇胎の診断後からはずっと一相性なのだと思います。
    排卵がないので妊娠の可能性は極めて低いです。

    • ということはhCG産生持続でプロゲステロン産生が続き、高温の1相性が続くということですね。hCGが順調に低下すれば体温も下がり、2相性が復活しますね。
      ご回答ありがとうございました。

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  • 問題参照 111A21

    31歳の女性。1回経妊0回経産婦。胞状奇胎の治療後に妊娠反応陽性が持続するため紹介されて来院した。1年前から不妊外来で排卵誘発薬の投与を受けていた。3か月前に妊娠反応陽性となったが、全胞状奇胎と診断され2回の子宮内容除去術を受けた。基礎体温は1相性である。内診で子宮はやや腫大、軟。超音波検査で後壁筋層内に血流豊富な径1.5cmの腫瘤を認める。脳、肝、腎臓および膣に異常を認めない。血清hCGの推移(A)と肺野条件の胸部CT(B)とを別に示す。

    治療として適切なのはどれか。

    • a 手術療法
    • b 放射線療法
    • c ホルモン療法
    • d 抗癌化学療法
    • e 分子標的薬投与
  • 関連トピック

    なし