解決済 107B40 26.必修的事項

敗血症性ショックと異状死

「尿路感染症に伴う敗血症」という診断が死亡の原因とは断じがたい、と解説にありますが、
なぜこの例が異状死と判断されるのか分かりません。
112b19のように敗血症性ショックによる死亡と判断して死亡診断書を書いてはいけないのでしょうか?

敗血症性ショックによる死として心停止は典型的でないということでしょうか?

回答2件

  • もちろん敗血症性ショックによる心停止も可能性としてはありますが、本症例では抗菌薬投与後にいったん状態が安定しておりしばらく時間が経ってからの死亡なので、真っ先に敗血症性ショックによるものだとは考えないのだと思います。

  • なるほど。
    時間経過ですか。ありがとうございました。

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  • 問題参照 107B40

    86歳の女性。発熱と意識障害のため搬入された。搬入時の意識レベルはJCS II-10。体温38.3℃。脈拍112/分。血圧122/56mmHg。呼吸数30/分。SpO2 98%(マスク4L/分酸素投与下)。膿尿と末梢血白血球増多とを認め、尿路感染症に伴う敗血症と診断し緊急入院とした。高度の貧血に対して濃厚赤血球2単位を輸血するとともに、乳酸リンゲル液の急速輸液とセフェム系抗菌薬の点滴投与とを行った。いったん状態は安定したが、翌日の深夜、モニターのアラームが鳴ったため看護師が病室に駆けつけたところ心肺停止状態であった。直ちに心肺蘇生法を行ったが、反応せず死亡した。
    まず行うべき対応はどれか。
    • a 遺族に状況を正確に説明する。
    • b 遺族に医療過誤であると告げる。
    • c 第三者医療事故調査機関に届け出る。
    • d 医療事故として所轄の警察署に届け出る。
    • e 死因を尿路感染症とした死亡診断書を発行する。
  • 関連トピック

    なし