101D35についてでしょうか?
表の中から、どの感度・特異度を用いるかは、患者の現症や検査値がどの条件(表の一番左)を満たしているかによります。
本症例では、PSA増加と直腸診異常の両方が満たされているので、表の一番下の感度・特異度が用いられています。
結果的に、尤度比が最も高くなっています。
仮に、PSA増加のみ満たすケースであれば、表の一番上の感度・特異度が用いられます。
101D35についてです。変更が可能であれば運営の方にお願いしたいです。
じゅんじゅんさん。
回答ありがとうございます。
「仮に、PSA増加のみ満たすケースであれば、表の一番上の感度・特異度が用いられます。」
についてもう少し掘り下げて質問させていただきます。
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PSA増加のみ満たすケースで尤度比を考えると
「PSA増加」の尤度比≒22
「PSA増加または直腸診異常」の尤度比≒11
となるので、PSA増加のみ場合は
表の一番上を用いて検査前・検査後確率を導くということでしょうか。
じゅんじゅんさん。
とても丁寧な解答をいただき感謝です。
しっかり読ませていただきました。
そうすると、また疑問があります。
たびたび申し訳ございません。
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ベン図を用いて考えました。
「「PSA高値」を満たしており、直腸診を行った結果「直腸診異常なし」となったケース」
においても有用性があるかどうかはさておき、表の上から3番目は使えるように思えます。
表の3番目が使えないのは
「PSA高値なし、かつ、直腸診異常なし」(つまり、異常所見そのものがない)
の場合に限られるように思えます。いかがなものでしょうか。
問題番号を変更しておきました。
ざっと議論の流れを見せていただきましたが、じゅんじゅんさんの理解で正しそうです。
が、(いい方が悪くて申し訳ないのですが)受験生としてハマってはいけないレベルの疑問に感じました。
3年生や4年生ならまだしも、受験生のこの時期には断固これ系の疑問は黙殺すべきです。
PSAも上がっていて直腸診も陽性なのですから、素直に表の一番下を使って終了です。
尤度比やらベン図やらを考えてはいけません。
なぜなら99%の受験生は本問を解くに当たってそんなこと考えないからです。
皆と異なる思考プロセスを持つのが国試本番ではriskyであること、今一度認識されるとよいかもです。
ほずみ先生、返信ありがとうございます。
皆と異なる思考プロセスを持つのがrisky。
肝に銘じておきます。
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検査 | 感度 | 特異度 |
PSA増加 | 0.67 | 0.97 |
直腸診異常 | 0.50 | 0.94 |
PSA増加または直腸診異常 | 0.84 | 0.92 |
PSA増加と直腸診異常 | 0.33 | 0.99 |