解決済 103H24 05.感染症

伝単と溶連菌感染の鑑別

溶連菌感染を疑ってbが正答になるのはわかるんですけどこの情報だけだと伝染性単核球症も除外できない気がしますし、そうだとすると抗菌薬投与が考えづらくなってしまいました。

32歳という年齢、咽頭痛が先行し遅れて発熱が出る点などから両者を鑑別しないといけないのですか?

回答2件

  • 身体所見でつめるのは限界があるのかもしれません。
    溶連菌では前頸部LN、伝単では後頚部LNが腫脹するという特徴もあるようですが、この問題から読みよることはできません。

    この問題は風邪症候群に対して安易に抗菌薬投与するな、といったメッセージが込められてるのではないかと勝手に想像したりもしました。

    ちなみに実臨床でも溶連菌感染と伝染性単核球症との鑑別が難しいことが多く、その場合は一旦第二選択のマクロライドを投与して様子を見ることもあるそうです。

  • Centor Scoreの問題です。
    項目に従ってスコアリングすると4点になりますので,溶連菌による咽頭炎と判断できます。
    ちなみに,4点では,陽性尤度比は6.3だそうです。

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  • 問題参照 103H24

    32歳の女性。咽頭痛と発熱とを主訴に来院した。2日前から咽頭痛が出現し、本日朝には発熱も加わった。
    抗菌薬投与を考えるのはどれか。
    鼻汁 体温(℃) 扁桃腫大/白苔 リンパ節腫脹
    38.6 +/- +(全身)
    38.6 +/+ +(頸部)
    37.4 -/- +(頸部)
    38.6 -/-
    37.4 -/-
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    なし