解決済 115D43 25.総論的事項

肝内胆汁うっ滞と閉塞性黄疸は何が違う?

肝内胆汁うっ滞というのがどういうことなのかイメージがつきません。どこかが閉塞しているからこそうっ滞が起こるのではないですか?閉塞性黄疸とどう違うのでしょうか?

閉塞性黄疸を選んで間違えたものの良く理解できないので教えて頂けると幸いです。

回答2件

  • 便秘になったことはありませんか?
    お腹がパンパンで苦しくて、なかなか辛いですよね。
    便秘には器質的なもの(たとえば癌があって物理的に通行止めが発生している)もありますが、機能的なもの(閉塞はないが、出ない)もあることはイメージしやすいと思います。

    今回も同じです。問題文に「胆管の拡張を認めない」とありますので、閉塞性黄疸は否定的です。
    が、長期絶食により、閉塞がないが出ない、まさしく胆汁バージョンの便秘みたいな感じなわけですね。

    • 大変失礼しました。質問の意図を明確にするためにも、今後の他の人の検索の際にも必要なことですね。

      非常にわかりやすく納得できました、回答ありがとうございました。

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  • 問題参照 115D43

    78歳の男性。下部食道癌のため胸部食道全摘術を受けた。術後3日目から中心静脈栄養による高カロリー輸液が開始された。術後7日目の上部消化管造影で縫合不全を認めず、飲水を開始した。術後8日目に眼球結膜に黄染を認めた。体温36.5℃。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。血液所見:赤血球338万、Hb 12.3g/dL、Ht 37%、白血球7,600、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン2.8g/dL、総ビリルビン3.2mg/dL、直接ビリルビン2.7mg/dL、AST 112U/L、ALT 98U/L、LD 324U/L(基準120~245)、ALP 407U/L(基準115~359)、γ-GT 92U/L(基準8~50)、血糖138mg/dL。腹部超音波検査で肝内に腫瘤性病変はなく、胆嚢は軽度腫大しているが胆管の拡張を認めない。

    この患者の黄疸の原因として最も考えられるのはどれか。

    • a 溶血
    • b 急性胆嚢炎
    • c 閉塞性黄疸
    • d 転移性肝腫瘍
    • e 肝内胆汁うっ滞
  • 関連トピック

    なし