解決済 110I52 18.精神科

腎性腎不全の治療

横紋筋融解症は腎性腎不全を惹起するため、その治療は輸液とありますが、これはなぜでしょうか。腎前性腎不全ならば納得できるのですが、腎性腎不全の場合に輸液で治療する理由がわかりません。

回答2件

  • 腎毒性のあるミオグロビンを希釈することがその意義だと思われます。
    以下の資料をご参考にされてください。
    http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-tokyoiryo-151029.pdf
    slide 9:輸液の意義
    slide 18:輸液の根拠は示されていないが、すでにコンセンサスとして広く認められており、UpToDateでも推奨されている

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  • 問題参照 110I52

    62歳の男性。発熱を主訴に来院した。統合失調症のため30歳ころから精神科病院に入退院を繰り返し、ハロペリドール、ゾテピン及びニトラゼパムを服用している。昨日から40℃の発熱と高度の発汗があり心配した家族に付き添われて受診した。家族によれば普段より反応が鈍いという。持参した昨年の健康診断の結果でクレアチニンは0.7mg/dLであった。来院時、意識レベルはJCS II-10。身長168cm、体重61kg。体温39.0℃。脈拍112/分、整。血圧150/82mmHg。咽頭粘膜に発赤はなく、胸部に異常を認めない。腸雑音は低下している。筋強剛が強くみられる。尿所見:蛋白1+、潜血2+、沈渣に赤血球1〜4個/1視野。血液所見:赤血球304万、Hb 9.5g/dL、Ht 27%、白血球8,800、血小板13万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.6g/dL、AST 225U/L、ALT 129U/L、LD 848U/L(基準176〜353)、CK 35,000U/L(基準30〜140)、尿素窒素53mg/dL、クレアチニン2.5mg/dL、Na 135mEq/L、K 5.3mEq/L、Cl 106mEq/L。
    適切な対応はどれか。
    • a 免疫グロブリン製剤投与
    • b ステロイドパルス療法
    • c 抗精神病薬の継続
    • d 赤血球輸血
    • e 大量輸液
  • 関連トピック

    なし