解決済 115F46 11.産婦人科

胎児心拍数陣痛図

この問題はCPDがあるので帝王切開を選ぶ問題でしたが、胎児心拍数陣痛図にて徐脈が見られるように思うのですが、これはどう読めばよいでしょうか?母体の身長が低いのも気になりましたが、この徐脈が気になって帝王切開を選んだのですが、どう解釈すればよいでしょうか。

回答1件

  • 市販の解説書では、A社が「一過性頻脈あり、軽度の変動一過性徐脈あり」、B社が「一過性頻脈あり、徐脈なし」としています。
    軽度の変動一過性徐脈があるかないか、は執筆している専門医の先生ですら意見が分かれるのですから、我々非専門医に判断は厳しいと思います(一瞬下がっただけの徐脈を有意と捉えるのかどうか、はペーパーテストの限界に思います)。
    いずれにせよ、軽度の変動一過性徐脈だけでは帝王切開になりませんので、たまたま正解になるものの、それを理由でdを選んだのであれば実質失点と考えるべきです。

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  • 問題参照 115F46

    34歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠38週1日、午前2時に規則的な子宮収縮と破水感のため来院した。これまでの妊娠経過に異常は指摘されていない。既往歴に特記すべきことはない。身長147cm、体重62kg(非妊時50kg)。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧132/74mmHg。呼吸数18/分。子宮底40cm、腹囲90cm。内診所見は、先進部は児頭を触知し、子宮口は2cm開大、展退度は50%、児頭下降度はSP-3cm。推定胎児体重は3,880gであった。陣痛発来と前期破水の診断にて入院となった。陣痛は徐々に増強し、午前8時の内診で、子宮口8cm開大、児頭下降度はSP-1cm、小泉門を1時方向に触知した。午前10時、子宮口は全開大したが、児頭下降度と児頭の回旋は変わらなかった。陣痛周期は2〜3分間隔で持続時間は40秒。午後2時の時点で内診所見は変わらない。この時点の胎児心拍数陣痛図を別に示す。

    適切な対応はどれか。

    • a 会陰切開
    • b 吸引分娩
    • c 経過観察
    • d 帝王切開
    • e オキシトシン投与
  • 関連トピック

    なし