解決済 108E13 19.皮膚科

皮内テストに関して

お世話になっております。皮内テストは、アナフィラキシーの検査としては不適切とのことでした。そのほかにも、Ⅰ型アレルギー疾患で、皮内テストが不適切となるもの(覚えておくべきもの)はあるでしょうか?基本的にアナフィラキシー以外のⅠ型アレルギー疾患では、皮内テストは適切な選択肢の一つと考えてよろしいでしょうか?お忙しいところ恐縮ですが、お答えいただければ幸いです。

回答1件

  • 基本的には「アナフィラキシーを起こしうる場合は不適切」でいいと思います。
    即時型アレルギーの皮膚検査では、まず(より侵襲の低い検査から)プリックテストで行います。プリックテストが陰性だった場合に皮内テストが行われること(当然、アナフィラキシーに対応する準備をした上で)がありますが、皮内テストの適応はかなり限られたシチュエーションと考えて良いと思います。

    以前は抗生剤の投与前にルーチンで行われていましたが、今は推奨されていません。
    抗生剤の皮内テストは偽陰性、偽陽性の割合がそこそこ出るので(皮内テスト陰性だったとしてもアナフィラキシーを起こすことはある)、検査の意義があまりないのが理由です。このことについてはこちらの記事がわかりやすいと思います。

    また、食物アレルギーについても同様の理由で通常は行わないようです。
    【参考】https://www.jsaweb.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000008_3230313630383238204A5341353073656D696E6572206E61676173652E706466

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  • 問題参照 108E13

    疾患と検査の組合せで正しいのはどれか。
    • a Behçet病 --------- 皮膚描記法
    • b アナフィラキシー --------- 皮内テスト
    • c アレルギー性鼻炎 --------- プリックテスト
    • d 若年性特発性関節炎〈JIA〉 --------- パッチテスト
    • e 全身性エリテマトーデス〈SLE〉 --------- 針反応
  • 関連トピック

    なし