糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉にまず行う治療は、生理食塩水大量投与+速攻型インスリン静注です。
ガイドラインにも書いてあります。
file:///H:/My%20Documents/GL2013-19.pdf
超速効型インスリンのほうが作用効果のグラフを見ても早く効きそうなのですが、なぜ速効型インスリンを用いているのでしょうか。
少しずつ血糖値を下げていく点において、調整しにくいということでしょうか。
そのようなイメージで合っていると思われます。
1時間あたりの血糖低下速度は100mg/dl程度に留めるのが良いらしく、それ以上のスピードで血糖低下が起こると脳浮腫などの合併症が起きやすくなってしまうそうです。この1時間あたり100mg/dlの血糖低下は速効型インスリン0.1単位/kg/時間で得られるそうなので、超速効型インスリンだと効きすぎてしまうようです。
(資料を見る限り、超速効型インスリンもOKと書いてあったり添付文書に静注可能と書いていないのでダメなど様々あるようですがそこまでは臨床の先生でないと分からないです・・・)
以下参考とした資料を添付しておきますのでよかったら参考にしてください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/105/4/105_690/_pdf
http://taka-yuki.com/index.php?ケトアシドーシスとインスリン投与法
ありがとうございます。
超速効型インスリンも使えなくはないようですね!
重要なのは血糖低下速度。
Medu4だと国試に通るのにはこの上なく大変よいと思うのですが
「糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉にまず行う治療は、生理食塩水大量投与+速攻型インスリン静注」
で覚えてしまうと、実際に自分が救急で対応するときに困りそうだなと思いました。
実臨床にでたときに、調子乗って超速効型インスリン急速静注しないようにします!
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