解決済 115F69 10.神経

自律神経低下しているのであれば末梢神経伝導検査でもいいのでは

2019神経1.9の臨床像でも仰られているように末梢神経には運動と感覚だけでなく、自律もあります。なのでLewy小体型認知症により自律神経が低下している、つまり末梢神経が障害されているのでニューロパチーであると考え、dの末梢神経伝導検査だと思ったのですが、この考えのどこが間違っているのでしょうか。教えて頂けるとありがたいです。

回答2件

  • 「自律神経が低下している、つまり末梢神経が障害されているので」←ここが間違っています。
    自律神経も運動神経と同じように中枢神経(運動神経だと上位MN)と末梢神経(運動神経だと下位MN)から成りますので、自律神経が低下しているからといって末梢神経が原因とはいえません。今回はLewy小体型認知症による中枢の障害によって自律神経障害がみられています。

    • 理解出来ました。ありがとうございます。

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  • 問題参照 115F69

    次の文を読み、以下の問いに答えよ。
    69歳の男性。物忘れを心配した家族に伴われて来院した。
    現病歴:約1年半前から予定を忘れてしまうことが多くなった。約1年前から、日中、呼びかけへの応答が鈍くなる時間帯があることに気付かれるようになった。半年前から、時折、知らない子どもが隣の部屋で遊んでいると訴えるようになった。これらの症状が徐々に悪化するため来院した。
    既往歴:20歳時に急性虫垂炎で手術。
    生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
    家族歴:特記すべきことはない。
    現 症:意識は清明。意思疎通は可能である。礼節は保たれている。日付の失見当識を認める。失語、失行は認めない。身長170cm、体重60kg。体温36.4℃。脈拍92/分、整。血圧140/78mmHg。長谷川式簡易知能評価スケールは20点(30点満点)。脳神経系に異常を認めない。四肢筋力は正常だが、四肢に軽度の歯車様筋強剛を認める。歩行時の姿勢は前傾しており、歩幅はやや小刻みである。腱反射は正常。運動失調、感覚障害を認めない。
    検査所見:尿所見:蛋白(−)、糖(−)。血液所見:赤血球437万、Hb 13.5g/dL、Ht 42%、白血球6,500、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン4.6g/dL、総ビリルビン1.3mg/dL、AST 21U/L、ALT 17U/L、アンモニア45μg/dL(基準18~48)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、尿酸7.2mg/dL、血糖98mg/dL、HbA1c 5.3%(基準4.6~6.2)、Na 142mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 102mEq/L。頭部MRIでは軽度の大脳萎縮がみられる。脳血流SPECTを別に示す。

    診断に有用な検査はどれか

    • a 脊椎MRI
    • b 脳脊髄液検査
    • c 頸部超音波検査
    • d 末梢神経伝導検査
    • e MIBG心筋シンチグラフィ
  • 関連トピック

    なし