いつもわかりやすい講義をありがとうございます。
あたらしい内科外科2020消化管の練習問題31(114A48)において、腺癌マーカーであるCEAと扁平上皮癌マーカーであるSCCがともに上昇しているのはなぜでしょうか。この患者の食道癌には腺癌の部分と扁平上皮癌の部分が混在しているということでしょうか。
CEAは腺癌に特徴的なのですが、腺癌以外でも消化器系の癌や子宮・乳癌でも上昇し得ます。
喫煙者でも上昇することがあるくらいなので、CEA=腺癌とは必ずしもならないのが実状かと思います。
お答えになっていれば幸いです。
ログインするとコメントを投稿することができます。
70歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2か月前から食物の飲み込みにくさを自覚するようになった。徐々に食事摂取が困難となり、体重は1か月で4kg減少した。身長170cm、体重59kg。体温36.5℃。脈拍76/分、整。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球334万、Hb 10.8g/dL、Ht 31%、白血球7,200、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL、アルブミン3.3g/dL、AST 36U/L、ALT 40U/L、尿素窒素19mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CEA 14ng/mL(基準5以下)、SCC 7.8ng/mL(基準1.5以下)。上部消化管内視鏡像(A)、生検組織のH-E染色標本(B)及び腹部造影CT(C)を別に示す。
対応として適切なのはどれか。