この症例は、1年前の心エコーは正常であり、1ヶ月前からの倦怠感及び、数日前からの労作時息切れという症状から、アドリアマイシンの遅延性心毒性による急性心不全と解釈しています。
消去法で答えにβ遮断薬が含まれることはわかるのですが、急性心不全に対してのβ遮断薬は禁忌と学んでいます。
この症例は血圧164/78、駆出率35%ですが、駆出率がここまで下がっているものに対してβ遮断薬の投与はなぜしていいのでしょうか?
血圧が保たれている(なんなら高い)からβ遮断薬を投与できるのか?と考えました。
仮に血圧が80/60というような設定であった場合にはβ遮断薬は禁忌となるのでしょうか?
慢性心不全に間違いでは?
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