解決済 114B26 21.救急

血管迷走神経反射と発汗について

いつもお世話になっています。
あたらしい救急2019の講座内にてショックの5Pの説明の際に「神経原性ショックでは発汗過多は見られない」とおっしゃっており、確かに副交感神経が優位になるからと納得しておりました。
この問題では同様な神経原性ショックである血管迷走神経反射を呈していますが多量の発汗を認めています。
調べてみると確かに血管迷走神経反射では多量の発汗を認めるようですが、
この作用機序については詳細な文献を見つけられなかったため、質問させていただきました。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

回答1件

  • 血管迷走神経反射では緊張とストレスで一過性に交感神経が過剰亢進します。このフェーズで発汗過多となります。
    が、シーソーのバランスで今度は一気に副交感神経が亢進し、神経原性ショック様の病態となります。

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  • 問題参照 114B26

    24歳の男性。調理中に包丁で右母指を切ったという。現場で創部をガーゼで圧迫し来院した。脈拍72/分、整。血圧110/60mmHg。呼吸数18/分。SpO2 98%(room air)。ガーゼによる圧迫を解除して創部を観察し止血されているのを確認したが、この際に創部を見た患者が気分不快を訴えた。顔面は蒼白で多量の発汗を認める。

    直ちに行うべき対応はどれか。

    • a 仰臥位にする。
    • b AEDを装着する。
    • c アドレナリンを筋注する。
    • d 深呼吸するように指導する。
    • e 創部を強くガーゼで圧迫する。
  • 関連トピック

    なし