解決済 114C45 08.消化管

S状結腸軸捻転に対して行うべき対応について

S状結腸軸捻転が明らかである場合、内視鏡的整復が第一選択なのであれば、腸閉塞(イレウス)時も明らかであれば内視鏡的整復でもいいのではないか?という疑問が発生しました。
ですが、腸閉塞(イレウス)に内視鏡を行うと当然気腹してしまうため、盲目的に行うのはNGで、確たる治療ならOKということmedu4テキストにておっしゃられていました。
以上を踏まえ疑問点としては、以下の3点です。
 ①明らかな腸閉塞の場合、内視鏡的整復が正解となることは今後の国試的にありうるのか?
 ②腸閉塞に対する内視鏡使用の是非については、問題の空気感で「盲目的か、確たる治療か」を嗅ぎ分けなければならないのか?
 ③S状結腸軸捻転は腸閉塞ルールの例外として暗記するしかないのか?
ご意見よろしくお願いします。

回答1件

  • S状結腸軸捻転の内視鏡的整復は肛門からアプローチしますよね。
    ですので、一般的な「腸閉塞(イレウス)に内視鏡を行うと当然気腹してしまうため、盲目的に行うのはNG」的な議論とは異なると思います。

    以上を前提に回答しますと、
    ①これ系の質問は申し訳ありませんが、ノーコメントとしています。未来は誰にもわかりませんので。
    ②ガイドライン類で確固たる決まりがある場合とない場合があります。ある場合はガイドラインを暗記していれば解けますが、一般の受験生にとってガイドラインを全部丸暗記するのは厳しいですので、暗記でカバーできない範囲は仕方なしに消去法などで総合的に対処することになります。ガイドライン類に決まりがなく、真に臨床的な空気感から判断を要求する問題の場合はまさしく空気感で対処せねばなりません。
    ③冒頭に示したとおり、例外というか、前提が異なる話です。

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  • 問題参照 114C45

    84歳の女性。腹痛のため救急車で搬入された。2日前から排便がなく腹痛と腹部膨満感を自覚するようになった。今朝から症状が強くなったため救急車を要請したという。意識は清明。体温37.5℃。心拍数98/分、整。血圧148/94mmHg。呼吸数22/分。SpO2 97%(鼻カニューラ3L/分酸素投与下)。腹部は膨隆し腸雑音はやや亢進し、打診で鼓音を認める。左腹部に圧痛を認めるが反跳痛はない。腹部エックス線写真を別に示す。

    まず行うべき対応はどれか。

    • a 降圧薬投与
    • b イレウス管留置
    • c 内視鏡的整復術
    • d グリセリン浣腸
    • e 抗コリン薬投与
  • 関連トピック

    なし