解決済 101G32 03.血液

寒冷凝集反応

2019あたらしい血液講義4 30:00前後 テキストp49
問題を解く上では必要の無い議論になります。
講義にて、『寒冷凝集反応が陰性基準値以下で、冷式を除外』と仰っておりますが、
テキストp48では、冷式のうち『CAD では文字通り、寒冷凝集素が上昇する』とあります。
そのため、寒冷凝集反応が陰性基準値以下であれば、冷式のうち発作性寒冷ヘモ グロビン尿症〈PCH〉の可能性も残されると思うのですが、
もし仮に別の問題で、Coomb試験陽性かつ寒冷凝集反応が陰性との記載があった場合は、温式と冷式のうち発作性寒冷ヘモ グロビン尿症〈PCH〉を検討するという理解で宜しいでしょうか。

回答2件

  • PCHはまれで、かつ小児の感染後に多いため、本症例では否定的です。
    詳細は今月末に発売される『114回Update』で解説しています。

    • 御回答頂き、有難う御座います。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 101G32

    65歳の女性。坂道での動悸と息切れとを主訴に来院した。3か月前から家族に顔色不良を指摘されていた。1か月前から主訴を自覚しはじめ、徐々に悪化した。脈拍96/分、整。血圧134/64mmHg。表在リンパ節の腫大はない。左肋骨弓下に脾を2cm触知する。血液所見:赤沈123mm/1時間、赤血球145万、Hb 6.6g/dL、Ht 17%、網赤血球23%、白血球8,900、血小板36万。血清生化学所見:ハプトグロビン10mg/dL以下(基準19~170)、総ビリルビン2.7mg/dL、間接ビリルビン1.9mg/dL、AST 50U/L、ALT 32U/L、LD 650U/L(基準176~353)。免疫学所見:直接Coombs試験陽性、寒冷凝集反応32倍(基準128以下)。
    治療法として適切なのはどれか。
    • a 蛋白同化ステロイド薬投与
    • b 副腎皮質ステロイド薬投与
    • c アザチオプリン投与
    • d シクロスポリン投与
    • e 脾摘術
  • 関連トピック