解決済 113D22 10.神経

側頭葉てんかんとアルツハイマー型認知症について

4年前から物忘れ、2年前にAlzheimer型認知症の診断、2か月前から側頭葉てんかんの症状がある、という問題について、1年前と比較して新たな病変が見られないことについてはどのように解釈すればよいのでしょうか。Alzheimer型認知症が側頭葉てんかんの原因になっているのか、もしくはこの1年間認知症は進行しておらず、意識障害によって記憶がないために認知症と思われていたのでしょうか。

回答2件

  • てんかんは機能性病態であり、頭部MRIでの明快な器質的変化がみられた場合、別の疾患を考えます。よってここでは、ほか疾患を除外するための記載と思われます。

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  • 問題参照 113D22

    78歳の女性。繰り返す奇妙な動作を心配した夫に付き添われて来院した。4年前から物忘れが目立つようになり、徐々に買い物や炊事に支障をきたすようになった。2年前にAlzheimer型認知症と診断され、ドネペジルの処方を受けていた。2か月前から、食事中や会話中に突然それまでの動作が止まり、口唇を尖らせた後に1分間くらい口をもぐもぐするようになった。この間、家族が声をかけても返答はなく、視線は宙を見据えている。奇妙な動作中の意識があるかどうかを確認するため詳しく問診しても、認知症のため確かな返答は得られない。意識は清明。体温36.2℃。脈拍56/分、整。血圧126/80mmHg。神経診察では局所神経徴候を示す異常所見を認めない。頭部MRIで海馬の萎縮を認めるが、1年前と比較して新たな病変はみられない。

    最も考えられるのはどれか。

    • a 解離性障害
    • b 悪性症候群
    • c カタレプシー
    • d 複雑部分発作
    • e 薬剤性せん妄
  • 関連トピック

    なし