肺動静脈瘻ではPaO2が低下するのはわかるのですが、どうしてPaCO2は低下するのでしょうか。
右左シャントがあるのならガス交換が行われずにPaCO2は上昇すると考えたのですが、納得がいきません。
(この問題では記載はありませんが、テキストに記載があったので気になっていました。)
ご存知の通り健常人よりも肺の機能が落ちますが、全くガス交換が行われていないわけではないです(もしそうなら生きられないはずですから)。
ここで話を単純化するために、肺動静脈瘻の患者の肺機能を健常人の7割とすると、酸素濃度を保つには呼吸数を上げて換気をよくして酸素をより多く取り込まざるを得ないわけです。
これにより過換気と同じ原理で二酸化炭素は吐き出され低下します。
実際この問題でも呼吸数に着目してみると、20回/分です!20回といえばSIRSの基準を一つ満たしてしまうくらいですので、呼吸数は上昇してるといっても差し支え無いと思います。
一つ参考になれば幸いです。
追記
ご指摘ありがとうございます!qsofaじゃなくてsirsでした!揚げ足なんてとんでもありません!以後気を付けます〜!
CO2は拡散能が高いためだと思います。
1型呼吸不全ではこのため、高炭酸ガス血症は生じません。肺動静脈瘻は1型呼吸不全の右左シャントに分類されます。
拙い説明ですみません。
Ⅰ型呼吸器不全の右左シャントの例
肺動静脈瘻、先天性心疾患
この場合、一部の肺は保たれているので拡散能が高いCO2は逃げることができます。
もしくはPaO2低下による過換気によりPaCO2は低下します。
覚えられそうです!
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