ループ利尿薬ではCaの再吸収抑制により、低Ca血症が起きます。
ということは、尿中にCaが出ているとおものですが、利尿薬が原因で尿路結石が起きることはないのでしょうか。
むしろ利尿薬は治療に使われると聞いて混乱しています。
自分で考えたのは、利尿薬を使うとたしかにCaの絶対量は増えるが、排出される水の量も増えるのでCa濃度自体は変わらないから尿路結石の原因にはならないのかなと考えたのですが、この考えであっていますでしょうか。
また、尿路結石の原因で「高Ca尿」があると思うのですが、これはCa濃度の話でしょうか、それともCaの絶対量の話でしょうか。
お忙しい中失礼します。
ご教示いただけますと幸いです。
フロセミドは既に結石がある時にそれを排出するために使い、一過性に使うだけなので高Ca尿症は問題にならないのだと思います。
ただ、尿路結石排泄には基本的にα1遮断薬を使うみたいなので恐らくその治療に使う利尿薬はフロセミドじゃなくてサイアザイドのことじゃないでしょうか?
サイアザイドは尿中のCaを低下させるので予防に使われます。
(ちなみにどちらも尿『酸』結石のリスクではあるみたいです。101F47)
詳しくは下記のURLを読んでいただければ分かると思います
https://www.tokuyaku.or.jp/ippan/33-medicine/okusuri-topics/66-2015-01-29-03-02-10.html
https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0003066
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0022/G0000634/0067
ありがとうございます。
とりあえず丸暗記して臨みます!
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45歳の男性。右側腹部痛を主訴に来院した。今朝未明に突然右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが出現し、その後持続していた。意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧130/90mmHg。呼吸数24/分。顔色は蒼白で冷汗を認める。腹部は平坦で、肝、脾を触知しない。反跳痛と筋性防御を認めない。右の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン体(−)、潜血1+、沈渣に赤血球5〜9/HPF、白血球1〜4/HPFを認める。血液所見:赤血球434万、Hb 13.8g/dL、Ht 42%、白血球9,600、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.8g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、AST 30U/L、ALT 28U/L、LD 179U/L(基準120〜245)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、尿酸5.6mg/dL、血糖98mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 98mEq/L、Ca 9.1mg/dL。右腹部超音波像(A)、腹部単純エックス線写真(B)、腹部単純CT(C)を別に示す。
再発予防で正しいのはどれか。2つ選べ。