解決済 113D17 05.感染症

IMと肝脾腫

この問題,私は最初解いた時IMを積極的に疑うことができませんでした.
なぜなら口蓋扁桃の腫脹と発赤、白苔の付着あたりは他の感染症で見てもそれほど不思議ではなく,
IMを疑うには情報が乏しすぎると思ったからです.

この問題でIMに特異的なものといえば肝脾腫くらいしかないと思うのですが,
肝脾腫は,即座にIMを疑うくらい特異的なものと考えて良いのでしょうか?

詳しい方いましたら教えてください.

回答3件

  • 参考までに、内科診断リファレンスによると、脾腫の陽性尤度比(LR+)は7.0、頸部リンパ節腫脹のLR+は2.1です。

  • 仰る通りかと思います。ただ、基本的に身体所見は合わせ技ですので、肝脾腫だけでは疑えないと思います。
    私は喉以外に肝脾腫まで出てきているので臓器が基本的に限局する細菌感染症では説明がつかないと考え、IMを想起し、鑑別のためにリンパ球をオーダーすると考えます。

  • 野田洋次郎さん、けいちゃんさん
    ありがとうございます。

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  • 問題参照 113D17

    14歳の女子。発熱を主訴に祖母に連れられて来院した。4日前から発熱を認め、2日前から両側眼瞼の腫脹と両側頸部に腫瘤を触れるのに気が付いた。本日も解熱しないため受診した。体温38.9℃。脈拍92/分、整。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。四肢、体幹に発疹を認めない。両側眼瞼の腫脹を認める。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染や充血を認めない。口蓋扁桃は発赤し白苔を認める。両側頸部に径2cmのリンパ節を数個ずつ触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を2cm、左肋骨弓下に脾を3cm触知する。

    診断に有用な血液検査項目はどれか。

    • a CK
    • b アルブミン
    • c アミラーゼ
    • d クレアチニン
    • e 末梢血白血球分画
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