解決済 103E26 14.整形外科

正答率が高い理由

いつもお世話になっております。

本問題は腱板断裂に対する造影剤注入ですが、病気が見えるにも載っていないですし、実習の際にもなかなか見る検査ではなく、簡単な問題ではないと思うのですが、
94%と正答率が高い理由はなんでしょうか??

回答2件

  • こんにちは。
    ご質問に添えるかは分かりませんが、回答させて頂きます。解答に至った過程は以下です。
      
    X線写真は特に異常には思いません。ところが、造影写真では造影効果の高い不整形な部分を認めます。
    造影剤のリークで良さそうです。
    となれば、リーク場所を確認するだけです。今回は、リークに関する選択肢がd,e以外ありません。
    写真を見れば、明らかに肩峰下関節包と考えられますのでdを選びました。
      
    さて、この問題で重要なのは、年齢と性別以外の臨床所見が一切記されていない事です。
    関節炎であれば可動域制限が見られますし、占拠病変でも病変による臨床症状が見られるはずです。
    それらが一切不明な中、造影写真だけが与えられています。
    出題者は造影写真だけで導ける病態を想定している、というのが妥当でしょう。
    さしあたり問いたいのは、肩峰の場所を分かっているかどうか、といったところでしょうか。
      
    見たことがなくとも、基本的な知識の積み重ねで臨機応変に対処できます。
    臨床症状が分からないのに診断を確定する検査至上主義は、避けた方が良いと思います。
    私はこれが腱板断裂とは確定できませんでした。110E12のような所見が欲しいです。
    出題者の立場に立って考えてみるとよいのかもしれません。
    以上回答とさせて頂きます。失礼いたしました。

  • なるほど。納得しました。ありがとうございました!

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  • 問題参照 103E26

    63歳の女性の肩関節エックス線写真(A)と関節造影写真(B)とを別に示す。
    みられるのはどれか。
    • a 滑膜の増生
    • b 関節包の弛緩
    • c 関節内の占拠病変
    • d 肩峰下滑液包への造影剤の流入
    • e 上腕骨頭骨髄内への造影剤の流入
  • 関連トピック

    なし