解決済 105A31 09.肝胆膵

皮膚掻痒が起こる時

国家試験で皮膚掻痒が主訴になっているのはこの問題のように直近では閉塞性黄疸の場合の時だけだったのですが、悪性リンパ腫などでも皮膚掻痒は起こるようです。これは何によるものなのでしょうか?自分で調べても出てこずで、ご存知の方おられたら教えてください!

回答3件

  • 学生の意見です。

    悪性腫瘍に伴うデルマドロームと考えるのが、分かりやすいのではないでしょうか。
    ただデルマドロームの定義自体が
    「内臓病変が存在するときに現れる皮膚の症状の総称」(See medu4皮膚科text)
    とあるように、非常に漠然とした概念なので詳細な痒みの機序などの説明にはなっていませんが。。。

    また他に皮膚掻痒感が出てくるものとして肝胆系以外に尿毒症なども有名かと思います。

    あまり答えになっていないかもしれませんが、参考にしてください。

    • 直接ビリルビン上昇時に起こるっていうのを見つけました!

  • ハイポマンさん

    ご意見ありがとうございます!
    デルマドローム、と考えると納得できそうな気がします!

    尿毒症でもなるので、なにか痒みの原因になる物質の血中濃度が上がっているのかなあと考えていました...。悪性リンパ腫ではケミカルメディエーター関係で痒くなってる説も友人が教えてもらいました!

    勉強になりました、ありがとうございます!

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  • 問題参照 105A31

    70歳の男性。全身の掻痒感と褐色尿とを主訴に来院した。1週前から尿の濃染を、3日前から皮膚掻痒感を自覚していた。意識は清明。身長160cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍72/分、整。皮膚は黄染、乾燥し、多数の掻爬痕を認める。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球454万、Hb 12.1g/dL、Ht 36%、白血球5,500、血小板12万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、アルブミン3.4g/dL、総ビリルビン12.1mg/dL、直接ビリルビン8.3mg/dL、AST 233U/L、ALT 354U/L、LD 488U/L(基準176~353)、ALP 1,091U/L(基準115~359)、γ-GTP 825 U/L(基準8~50)、Na 141mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 107mEq/L。経皮経肝胆道ドレナージチューブからの造影と内視鏡的逆行性胆管造影とを同時に行った胆管造影写真(内視鏡は抜去後)を別に示す。
    最も考えられるのはどれか。
    • a 胆嚢癌
    • b 膵頭部癌
    • c 肝包虫症
    • d 総胆管結石
    • e 肝門部胆管癌
  • 関連トピック

    なし