解決済 102E67 09.肝胆膵

wernicke合併アルコール性肝硬変への治療対応

問題は102e69のもんだいです。

選択肢cの腹部血管造影ができない理由についてお聞きしたいと思います。
アルコール性肝硬変でも肝癌は考えておかないといけないかなぁと考えました。他の選択肢に比べて優先度は落ちるかなとも思いますが、なにかアドバイスをいただけないでしょうか?

ctなどで疑ってから、病変あれば造影をするという流れな気がして来ましたががいかがでしょうか?

問題参照 102E69

画像検査で重要なのはどれか。2つ選べ。
a 心エコー検査
b 頭部単純MRI
c 腹部血管造影
d 上部消化管造影
e 脳血流シンチグラフィ

回答3件

  • おっしゃる通り優先は命に直接的に関わるので心エコーと頭部の評価です。
    で、その後状態がおちついたと仮定して、肝癌の検査のために血管造影検査を行うかというと、答えはNOです。
    血管造影検査はご存知の通り血管からカテーテルを挿入していくもので、かなり侵襲が加わる検査です。検索目的では行いません。あたらしい内科外科にも書いてある通り肝癌の診断はCTで可能です。「疑う」ではなく、「確定」し、適応病変であれば治療目的で血管造影を行うことになるかと思います。
    お答えになっていれば幸いです。国試頑張ってください!

  • ご丁寧にありがとうございます。
    検査ではなく治療目的でですね。
    しっかり頭に入れさせてもらいます。

  • 頭の整理としてかかせてもらいます。
    肝癌ないかなぁと思ったとしてやるのはctで病変がないか確認する。

    c.が造影ctのことだとすると肝病変の鑑別に用いることはあるけどもsolの確認程度でで用いることはない

    そもそも血管造影は出血部位の確認や血管そのものの変化などに使うイメージなので用途が全然違う
    という理解でいかがでしょうか?

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  • 問題参照 102E67

    次の文を読み、67~69の問いに答えよ。
    76歳の男性。意識障害のため搬入された。
    現病歴:1週前から食事摂取が不十分となり、隣人が心配して時々様子を見回っていた。本日、自宅で失禁状態で倒れているところを発見された。
    既往歴:特記すべきことはない。
    生活歴:3年前に妻に先立たれ、一人暮らし。食事摂取は不規則で、麺類のみの食事のことが多い。日本酒3~5合を毎晩飲んでいる。
    現 症:意識は昏睡。体温34.4℃。呼吸数16/分。脈拍112/分、整。血圧104/60mmHg。皮膚は乾燥しており、前胸部にくも状血管腫を認める。顔面と下腿とに浮腫を認める。瞳孔は正円同大で対光反射は遅延している。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を5cm触知する。
    検査所見:血液所見:赤血球314万、Hb 10.2g/dL、白血球6,700、血小板9万。血液生化学所見:随時血糖102mg/dL、HbA1c 5.2%(基準4.3~5.8)、総蛋白5.4g/dL、アルブミン2.2g/dL、尿素窒素26.0mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、総ビリルビン2.0mg/dL、直接ビリルビン1.6mg/dL、AST 162U/L、ALT 120U/L、Na 136mEq/L、K 3.5mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比60%。
    最初に行う処置として適切でないのはどれか。
    • a 経腸栄養
    • b 静脈路確保
    • c 動脈血ガス分析
    • d 心電図モニタリング
    • e 膀胱カテーテル挿入
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