解決済 110G55 03.血液

PMFとCML急性転化

PMFとCML急性転化では、骨髄生検画像がないと鑑別が難しいと感じました。

白血病では白血球の数は増加、減少どちらも可能性があると認識しています。
両方とも脾腫やdry tapが所見ですし、骨髄球なども見られると思います。
PMFでは涙滴赤血球や巨大血小板、赤芽球が末梢血に出てくるため、そこがCMLとの違いかなと思ったのですが、いまいちピンときません。
病態の違いは勉強したつもりですが、いざ臨床問題を見ると両者の違いが分からなくなります。
110G55も血液所見に「赤芽球」がなければPMFと言い切れないと思うのですが、、、
考えすぎでしょうか?

回答2件

  • CML急性転化はCMLの慢性経過を背景として出現しますので、PMFを鑑別の対象とする必要性はあまり無いかと思います。
    105A53108A29でCML急性転化の臨床像を再確認しておきましょう。
    机上の学習で行き詰まったら実臨床に戻る、というスタンスは非常に重要です。
    学生時代はそうそう患者さんを診ることができませんから、medu4.com上の「検索」で臨床問題を検索すれば十分です。

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  • 問題参照 110G55

    65歳の男性。腹部膨満感と倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から腹部膨満感と倦怠感とを自覚するようになり徐々に増強してきたため受診した。眼瞼結膜は貧血様である。右季肋下に肝を3cm、左季肋下に脾を10cm触知する。血液所見:赤血球340万、Hb 10.2g/dL、Ht 33%、白血球8,700(骨髄球3%、後骨髄球5%、好中球59%、好酸球4%、好塩基球2%、単球8%、リンパ球19%、赤芽球3個/100白血球)、血小板35万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン3.8g/dL、総ビリルビン1.2mg/dL、AST 36U/L、ALT 24U/L、LD 587U/L(基準176〜353)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL。骨髄穿刺ではdry tapで骨髄液を採取できなかった。
    診断のために次に行うべき検査はどれか。
    • a 骨髄生検
    • b 骨髄MRI
    • c 腹部超音波検査
    • JAK2遺伝子検査
    • e 骨シンチグラフイ
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