解決済 111A25 01.腎

ループス腎炎について

お世話になっております。
この問題を解いていて、消去法や染色画像からループス腎炎は選べるのですが、ループス腎炎の背景にはSLEがあり、SLEなら汎血球減少がみられるのに、本症例では汎血球減少がみられていないことが気になりました。
ただ単に、症状が揃っていないだけなのか、私の考え方に問題があるのかがわからないので、ご鞭撻下さい。

回答2件

  • https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/kogen/about/disease/kanja02_04.html
    こちらに検査所見の発生頻度が記載されていますが、基本的に白血球減少はよくみられますが、汎血球減少の頻度はそこまで高くないです。
    今後も国試で臨床所見が揃っていない場合もあるとは思いますが、基本的に教科書通りに全て揃ってないことは多々あると思うので、その時ある情報から一番考えられる疾患を考えるのが良いかと思います。

  • 御回答頂きありがとうございます。
    添付されたURLを拝見し、思ってたよりも血球減少の頻度が低いことを知りました。教えて頂きありがとうございました。

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  • 問題参照 111A25

    40歳の女性。下肢の浮腫を主訴に来院した。半年前に職場の健康診断で蛋白尿を指摘されたが、そのままにしていた。1か月前から両側下腿の浮腫が出現し、次第に増悪するため受診した。身長160cm、体重58kg。脈拍64/分、整。血圧132/90mmHg。尿所見:蛋白3+、糖(−)、潜血3+、沈渣に赤血球10〜20/1視野、白血球0〜2/1視野、赤血球円柱と顆粒円柱とを認める。尿蛋白4.0g/日。血液所見:赤血球460万、Hb 13.1g/dL、Ht 42%、白血球3,800(桿状核好中球40%、分葉核好中球26%、好酸球2%、好塩基球0%、単球7%、リンパ球25%)、血小板19万。血液生化学所見:総蛋白4.3g/dL、アルブミン1.9g/dL、IgG 2,400mg/dL(基準960〜1,960)、IgA 486mg/dL(基準110〜410)、IgM 188mg/dL(基準65〜350)、尿素窒素31mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、尿酸7.0mg/dL、血糖116mg/dL、HbA1c 6.3%(基準4.6〜6.2)、トリグリセリド143mg/dL、LDLコレステロール213mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、抗核抗体640倍(基準20以下)。腎生検のPAS染色標本(A)と蛍光抗体C1q染色標本(B)とを別に示す。Congo-Red染色は陰性である。

    考えられるのはどれか。

    • a アミロイド腎症
    • b Alport症候群
    • c 糖尿病腎症
    • d 微小変化群
    • e ループス腎炎
  • 関連トピック

    なし