フローボリューム曲線に関して、図によってvolumeが0Lになる点が右にあったり左にあったりするのはなんででしょうか。残気量などの解釈が変わってくるのでなかなかややこしいと思うのですが、なにかご存知の方いらっしゃればご教示くださればありがたいです。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%80%80&tbm=isch&ved=2ahUKEwjHzoPetJHuAhWJCd4KHXi9Bl8Q2-cCegQIABAA&oq=%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%80%80&gs_lcp=CgNpbWcQAzICCAAyAggAMgIIADICCAAyAggAMgIIADICCAAyAggAMgIIADICCAA6BwgAELEDEAQ6CAgAELEDEIMBOgoIABCxAxCDARAEOgQIABAEOggIABCxAxCxA1CvoAFY78gBYOHNAWgAcAB4AIABnQGIAfgPkgEENy4xMpgBAKABAaoBC2d3cy13aXotaW1nwAEB&sclient=img&ei=Hvn6X8fHG4mT-Ab4-pr4BQ&bih=800&biw=500
答えになってなかったらすみません。。。
https://bit.ly/3oFaKUw
こちらのブログの図を見てもらえばわかりやすいと思います。
僕も恥ずかしながら知らなかったのですが、flow volume 曲線のx軸の向きは肺の容積で考えると「0→x」ではなく「x←0」です。
どういうことかというと、
①原点のところでは、息を吸いきった状態から一気に吐き始める → 肺の容積=最大吸気量の状態
②図の右端では吐ききって息を吸い始める瞬間 → 肺の容積=残気量の状態
なので①の点が左に行く場合は、%VC↓の状態、つまり拘束性障害で見られるパターンです。
一方で、RV↑の場合では②の点が右に行きます。
たぶん volume = 0Lの点が右左にずれているのはおっしゃっている通り、RVの値によって最大呼気時の点がずれてくるからだと思います。
心臓の圧容量曲線のように、「そのグラフの点がどのタイミングなのか」を意識するとわかりやすくなるのではないでしょうか。
参考までにflow volume曲線について、わかりやすく解説されている動画を下に添付しておきます。10:00くらい〜です。
https://www.youtube.com/watch?v=zZXbaNDOT6k
なんのかけさん
ご回答下さりありがとうございます。過去フォーラムも検索してみたんですが、諸説ありそうですね(https://medu4.com/topics/search?utf8=%E2%9C%93&q=%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0&category_id=&button=)
>volumeが0Lになる点が右にあったり左にあったりするのはなんででしょうか。
過去問検索に基づく自分の見解としては、臨床問題(患者さんがリアルに存在する設定の問題)ではvolumeが0Lになる点が左端に設定されていて、一般問題(概念的な話)ではvolumeが0Lになる点が右端に設定されていることから、現実的にはフローボリュームの測定器単体では波形しか測定できず、残気量の議論をするときには仮想的に考えているではないか、という結論になりました。そもそも残気量測定はヘリウムを使ったりかなり特殊な検査が必要なようです。問題解くときには、波形(下に凸)からまずCOPDがどれか確定させて、そこから残気量を推し測っていく方針にしました。目盛りが書いてあれば話は早いんですが……
https://medu4.com/quizzes/result?q=%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0&st=all
また研修医になってから実際のところどうなのか確かめてみようと思います。これが若さか……(誤用)
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次の文を読み、77~79の問いに答えよ。
58歳の女性。血痰を主訴に来院した。
現病歴:数年前から咳嗽、喀痰および労作時呼吸困難を自覚していたが、喫煙習慣が原因と自己判断し受診はしていなかった。数日前から喀痰に鮮血が混じるようになったため受診した。
既往歴:20歳時に交通事故による右膝蓋骨骨折の手術を受けた。
生活歴:喫煙は20歳から55歳まで40本/日。飲酒は機会飲酒。
家族歴:特記すべきことはない。
現 症:身長153cm、体重52kg。体温36.2℃。脈拍80/分、整。血圧132/74mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。右背部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節を触知しない。
検査所見:血液所見:赤血球350万、Hb 9.8g/dL、Ht 30%、白血球10,300、血小板30万。血液生化学所見:AST 19U/L、 ALT 15U/L、LD 158U/L(基準176~353)、γ-GTP 16U/L(基準8~50)、総ビリルビン0.4mg/dL、総蛋白7.2g/dL、アルブミン3.8g/dL、尿酸2.9mg/dL、尿素窒素11mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 105mEq/L、Ca 8.9mg/dL、Fe 20μg/dL、TIBC 231μg/dL(基準290~390)、フェリチン643ng/mL(基準 20~120)、CEA 4.5ng/mL(基準5以下)。CRP 1.4mg/dL。画像所見:上肺野(肺野条件)、中肺野(縦隔条件)、下肺野(肺野条件)及び上腹部の造影CT(A~D)を別に示す。呼吸機能所見:現在と20歳時の膝蓋骨骨折手術前のフローボリューム曲線(E、F)を別に示す。
20歳時と比べた現在のフローボリューム曲線の所見として正しいのはどれか。