解決済 111A32 14.整形外科

骨膜反応は転移性骨腫瘍でも見られるか

タイトルの通りです。本問(転移性骨腫瘍)では骨膜反応らしき所見は見当たらず、また市販の某書籍において骨膜反応は「原発性骨腫瘍」の欄に説明がありました。しかし「【114回対策】国試究極MAP」のテキストでは「転移性骨腫瘍」の箇所に吹き出しと骨膜反応の説明があり、悪性の骨腫瘍全般で見られるような表現に見えるので、実際のところどうなのか疑問に思ったため質問させていただきます。

回答2件

  • 骨膜反応は腫瘍の発育刺激によって骨膜に新生骨が沈着する現象ですので、転移性骨腫瘍でみられても矛盾はないかと存じます。
    ただし、骨形成が盛んな10代〜20代の若年者に好発する原発性骨腫瘍の方が、中高年に好発する転移性骨腫瘍に比べ、"新生骨の沈着現象" が起こりやすいのだと考えます。

    • ご回答ありがとうございます。なるほど、両者の好発年齢の違いによって骨膜反応が見られる頻度も変わってくるのだと考えられますね。非常にためになりました!

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  • 問題参照 111A32

    64歳の男性。2週間前から持続する右大腿部痛を主訴に来院した。発症時、痛みは安静時にはなく歩行時のみであったが、3日前から安静時痛も出てきたという。既往歴に特記すべきことはない。血液所見:赤血球478万、Hb 12.3g/dL、Ht 41%、白血球4,300、血小板19万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.8g/dL。CRP 0.1mg/dL。右大腿骨エックス線写真を別に示す。

    初期対応として適切なのはどれか。

    • a 抗菌薬投与
    • b 右大腿部の外固定
    • c 副甲状腺ホルモン投与
    • d ビスホスホネート投与
    • e 右下肢の免荷(荷重制限)
  • 関連トピック

    なし