解決済 111H37 06.呼吸器

現症の、「皮膚と口腔内は乾燥している。」について

この症例ではなぜ、「皮膚と口腔内は乾燥している。」のでしょうか?
脈拍84/分 血圧112/76mmHg から脱水はなさそうであり、尿崩症や糖尿病を疑ってもNa137mEq/L,K4.4mEq/Lであり、血糖値やHbA1c,BUN,Caの値がないので判断できません。
痛みによる交感神経の亢進も考えたのですが、その場合口渇は合っていますが発汗は亢進するはずで、合致しません。
緊張性気胸の病態と関わっているのでしょうか?

回答2件

  • 質問者様のいう痛みによる交感神経亢進が一つの可能性と考えられます.
    発汗低下がないのは,記載がないだけかもしれませんし,来院時は発汗亢進がおさまっていただけかもしれません.
    そもそも,「皮膚と口腔内は乾燥している。」を作者がそれほど深く考えないで書いた可能性もありますが.

  • 強いて言うなら、co2が下がっているので頑張って呼吸したのではないでしょうか?頻呼吸ではないですが、口を開けぱなしにしておけばそりゃ乾燥するだろ、って感じに思います。答えはわかりませんがとても考えていて面白かったです!

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  • 問題参照 111H37

    次の文を読み、37、38の問いに答えよ。

    26歳の男性。左胸痛と息苦しさとを主訴に来院した。

    現病歴:昼ごろに咳込んだ際、左胸痛が出現した。しばらく様子をみていたが改善せず、呼吸困難も出現したため夜間救急外来を家族とともに受診した。

    既往歴:16歳時に右側、18歳時に左側で同様の症状のため通院。

    生活歴:会社員。独身。両親と同居。喫煙は15本/日を5年間。飲酒は機会飲酒。

    家族歴:特記すべきことはない。

    現 症:意識は清明。身長172cm、体重52kg。体温36.9℃。脈拍84/分、整。血圧112/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 94%(room air)。皮膚と口腔内は乾燥している。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。呼吸音は左側で減弱しているが、副雑音は聴取しない。左胸部の打診は鼓音を呈している。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。

    検査所見:血液所見:赤血球480万、Hb 15.5g/dL、Ht 47%、白血球8,400(桿状核好中球30%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アルブミン4.7g/dL、総ビリルビン0.3mg/dL、AST 20U/L、ALT 18U/L、LD 195U/L(基準176〜353)、ALP 189U/L(基準115〜359)、クレアチニン0.6mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.41、PaCO2 39Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 24mEq/L。

    立位で胸部エックス線撮影を行った。

    想定される所見はどれか。

    • a 左肺野多発腫瘤影
    • b 左肺野浸潤影
    • c 左肋骨骨折
    • d 左肺虚脱
    • e 胸水貯留
  • 関連トピック

    なし