平素よりお世話になっております。
(C)の図から明らかに扁平上皮癌と判定はできますが、(B)の図で胸膜陥入像と判断し、腺癌を完全に切れるわけではないなと思ってしまいました。
これは、胸膜陥入像ではないのでしょうか。もしくは、胸膜陥入像ではあるが、腺癌とするには、他のspiculaや血管収縮像も併せて存在していないといけない、というものでしょうか。
細かい質問ですが、宜しければご回答いただけると嬉しいです。
おっしゃるとおり、(B)だけみれば腺癌も否定はできません。
が、(C)のほうが(感覚的表現になりますが)"強い" 検査ですので、これで扁平上皮癌と診断します。
(C)の結果が(B)により覆されることはないです。
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67歳の女性。健康診断で胸部エックス線写真の異常陰影を指摘され、精査目的に来院した。喫煙歴は25本/日を47年間。体温36.4℃。脈拍64/分、整。血圧124/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room air)。胸部CTで異常を認めたため、気管支鏡下に擦過細胞診を施行した。胸部エックス線写真(A)、胸部CT(B)及び擦過細胞診のPapanicolaou染色標本(C)を別に示す。
診断はどれか。