解決済 108D22 16.耳鼻咽喉科

転移巣である「右頸部腫瘤」が先行しているのはなぜ?

エピソードでは、「右頸部腫瘤」が先行(7ヶ月前)しており、その後(1ヶ月前)に「咽喉頭異常感」を自覚しております。
そのため、右頸部に発生するだろう(と思い込んでいた)耳下腺癌が原発で、咽喉頭異常感の原因となった中咽頭に転移したのではないかと考えてしまいました(ずさんにCTを読んでいました…)。
先生の解説でこの誤解は解消したのですが、ではなぜ中咽頭癌が原発でありながら先行した自覚症状は右頸部腫瘤だったのでしょうか?(しかも6ヶ月間もの差がある)
問題を解く上ではあまり必要のない知識だとは存じておりますが、何となく疑問に思いました。
中咽頭癌を咽喉頭異常感として自覚するのはかなり進行してからなのでしょうか?もしくは発生した部位による?
はたまた、リンパ節転移は症状として自覚しやすいものだからですか?
どなたかご存知の方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

回答2件

  • 咽頭癌では先に転移・浸潤の症候がみられることが多いです。
    上咽頭癌でも滲出性中耳炎で気づかれることが多いですし。
    咽頭癌自体はかなり大きくならないと症候として現れないためなのでしょう!
    ちなみに、この問題のパターン非常に多いので、覚えてしまうこと推奨です。
    頸部腫瘤自体を本体だと思わないことが大切!

  • そうなのですね!まだ問題演習が足りず、そのパターンに気づきませんでした。
    お忙しいなかご回答いただきありがとうございます!

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  • 問題参照 108D22

    49歳の男性。右頸部腫瘤を主訴に来院した。7か月前から右頸部腫瘤を自覚していたがそのままにしていた。1か月前から咽喉頭異常感も出現したため受診した。頸部造影CT(A、B)を別に示す。
    最も考えられるのはどれか。
    • a 喉頭癌
    • b 上顎癌
    • c 耳下腺癌
    • d 中咽頭癌
    • e 甲状腺癌
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