解決済 100F40 01.腎

小児の慢性糸球体腎炎で最も多い疾患

いつも大変お世話になっております。

データベースにおける本問の選択肢aの解説にて、「小児の慢性糸球体腎炎で最も多いのは微小変化群である」という旨の記載があります。
一方、2018の講義動画における本問の解説で、「慢性糸球体腎炎で最も多いのはIgA腎症である」と先生は解説しておりました。

これは、慢性糸球体腎炎の中で全体で見るとIgA腎症が最多だが、小児に限定すると微小変化群が最多である、という解釈でよろしいでしょうか。
調べてもよく分からなかったため、この場で質問させていただきたく存じます。

細かい話になってしまい申し訳ありませんが、各疾患の頻度についてイメージを持ちたいため、ご回答いただけると幸いです。

回答2件

  • >慢性糸球体腎炎の中で全体で見るとIgA腎症が最多だが、小児に限定すると微小変化群が最多である、という解釈

    ↑僕はこのように覚えています。が、下記サイトなどを読んでいただければ分かるように、
    http://nishio-ped.jp/kidney.html
    (小・中学生の慢性糸球体腎炎の頻度は0.05%前後)

    小児の慢性糸球体腎炎は非常にレアですので、1症例あたりの重みが大きくなります。
    よって集めた症例やその年度により、前後する可能性はあるかと思います。

    今後、同じような質問もありそうですので、解説をリライトしておきました。

    • お忙しい中ご対応いただきまして、誠にありがとうございます。
      各疾患の頻度についてイメージを掴むことができ、大変勉強になりました。
      今後とも、何卒宜しくお願い致します。

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  • 問題参照 100F40

    13歳の男子。学校検尿で異常を指摘され来院した。自覚症状はない。脈拍72/分、整。血圧134/78mmHg。心雑音はない。腹部は平坦で、肝・脾を触れない。眼瞼と下腿とに浮腫を認めない。尿所見:蛋白3+、沈渣に赤血球10~15/1視野、白血球2~3/1視野を認める。血液所見:赤血球420万、白血球7,800。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン3.6g/dL、尿素窒素17mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、総コレステロール190mg/dL。腎生検の光顕PAS染色標本(A)と蛍光IgM免疫組織染色標本(B)とを別に示す。腎生検で採取された糸球体のいくつかに同様の所見を認める。
    この疾患について正しいのはどれか。
    • a 小児の慢性糸球体腎炎で最も多い。
    • b 血清C3が低下する。
    • c IgGクリアランスが増加する。
    • d 副腎皮質ステロイド薬が著効する。
    • e 予後は良好である。
  • 関連トピック

    なし