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加齢による心臓の変化について

究極マップ加齢老年学のページにて加齢により心腔容積は増加するとあります。某模試において、加齢により左室は肥大し左室容積は低下、左房容積は著しく増加するとの記載がありました。
これは、加齢によって左室容積は低下するものの左房容積は増加するため、全体として心腔容積は増加するとの理解で正しいでしょうか?
どなたかご教授いただけると幸いです。

回答3件

  • https://medu4.com/topics/0220190119

    過去トピックの検索をお願いいたします。

    • 過去トピックの解説で、高齢者の左室容積は増加するとの記載があります。ですが、MM模試の解説では加齢により左室は求心性肥大をきたすため左室容積は減少するとあります。どちらが正しいのでしょうか?

  • 不安を与えてしまいましたこと、お詫びします。
    簡単に調べましたが、

    https://www.igaku.co.jp/pdf/1210_circulation-02.pdf

    こちらには「心房が拡大で心室が縮小」と、ご指摘と同じ方向で書かれていますね。

    https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/06-%E5%BF%83%E8%87%93%E3%81%A8%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%BF%83%E8%87%93%E3%81%A8%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6/%E5%BF%83%E8%87%93%E3%81%A8%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8A%A0%E9%BD%A2%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF

    こちらには「心房や心室の容積はやや大きくなる傾向」と書いてあります。

    https://www.jsum.or.jp/journals/29192

    こちらには「左房容積は加齢によって変化しない」と書かれています。

    おそらく調べれば、もっともっといろいろなものがヒットするでしょう。そうなんです。いつも言っていますが、「どっちが正しいんですか」は「どれも正しい」し、「どれも間違っている」んです。受験直前期に究極解を求めたくなる気持ちは分かりますが、患者さんの個人差、学者の立場、などによりいろいろな意見があるところで、国家試験ではどれが問われるかわかりません。どれで覚えても国家試験の出題者と相性が合わなければ、結局間違えてしまいます。医学は数学と違って唯一解がない学問ですから、それはもう医学部に入学した時点でこういうものだと諦めるしか無いです。我々は国試本番でなるべく高得点を紡ぎ出し、最低でも総合点で合格点を上回るよう今直前期の詰めをしているわけですので、ここで答えが出ることのない議論に時間を捻出するのはもったいない気がします。

    個人的には、「左房は拡大して左室が縮小」と覚えてしまってはどちらがどちらだか本番でパニクる可能性も出てくるでしょうから、「心不全っぽくなって心腔は増加傾向」と覚えるのがコスパ大と考えますが、これを強制するものではありません。107F3などの過去問が矛盾なく説明できて、かつ自分がしっくりくる覚え方があれば、その1つを信じて覚え、本番に臨めば大丈夫です。一番良くないのは、様々な教材に踊らされて、どれも信じられなくなって、結局中途半端に本番を迎えてしまうことだと思います。
     
    以上をご参考に、あと2週間程度、走り抜けて下さい!

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