ツツガムシ病の可能性が高いのも分かりますが、日本紅斑熱の可能性も考慮しても良いのではないでしょうか?答えはいずれにしろテトラサイクリンですが。。。刺し口の大きさも小さいので。。。
仰せの通り、可能性はあると思います。
臨床上も、両疾患の鑑別は難しいことが多いです。
すでにご理解されているようですが、違いについては、
http://medical.radionikkei.jp/kansenshotoday_pdf/kansenshotoday-170927.pdf
などを参照下さい。
穂積先生いつもお世話になっております。
お忙しい中解答頂き有難うございます。やはり可能性として考慮しても良かったのですね。ツツガムシ病の方が患者さんの数が多くまずはツツガムシ病を考えるのが自然とは思っていたのですが、過去には日本紅斑熱の出題もありなんとなくもやっとしていたのですっきりしました。
臨床上もこの2つを鑑別するのは難しいということもはっきり書いて頂き有難うございます。後数日頑張ります。
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61歳の男性。発熱と皮疹を主訴に来院した。一昨日から発熱があり、昨日から体幹に紅斑が出現した。本日になり紅斑が四肢にも広がってきたため来院した。発熱は持続し、頭痛を伴っている。紅斑に痒みは伴っていない。腹痛や下痢を認めない。1週間前に山に入り、伐採作業をした。同様の症状を訴える家族はいない。意識は清明。身長162cm、体重62kg。体温38.8℃。脈拍96/分、整。血圧146/88mmHg。呼吸数20/分。SpO2 97%(room air)。体幹・四肢に径2~3cmの紅斑が散在する。右鼠径部に、周囲に発赤を伴った直径5mmの痂皮を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭の発赤や扁桃の腫大を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経診察に異常を認めない。関節の腫脹を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球488万、Hb 14.1g/dL、Ht 42%、白血球4,300(桿状核好中球12%、分葉核好中球55%、好酸球1%、好塩基球1%、単球15%、リンパ球16%)、血小板9万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.9g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、AST 76U/L、ALT 46U/L、LD 356U/L(基準176~353)、γ-GTP 45U/L(基準8~50)、CK 46U/L(基準30~140)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、血糖96mg/dL、Na 134mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 98mEq/L。CRP 7.4mg/dL。
適切な治療薬はどれか。