解決済 102C16 26.必修的事項

倫理的な問題

この問題で、もし、患者の意識がなく意見を聞けない状況であれば、対処はどうなるのでしょうか?輸血しないと助からない状況と仮定して下さい。

回答2件

  • 学生なので間違っているかもしれません。

    ご存知かもしれませんが、患者の権利を守る国際憲章にリスボン宣言というものがあります。
    この中では「意識の無い患者(が医療を受ける)権利」と「宗教的支援に関する権利」が認められています。
    具体的な例として前者は自殺未遂で意識の無い患者も原則助けるということ、後者は患者の宗教上の理由による輸血拒否を承諾することなどが挙げられるかと思います。

    質問のケースはこの2つの権利が相反してしまった仮定ですが、もし文書等で明確に輸血拒否しているのであれば後者の権利を守るかと思います。
    逆に予め明確な輸血拒否の意思表示がないなら救命のために輸血をするべきかと思います。

    • 貴重な意見ありがとうございます。

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  • 問題参照 102C16

    36歳の初産婦。前置胎盤と診断され帝王切開分娩のため妊娠37週で入院した。インフォームドコンセントを得る際に、宗教上の理由から血液製剤の使用を拒否した。手術は、児の娩出までは順調に進行したが、子宮収縮が不良で出血量2,500mlを超えた。輸液を施行しているが脈拍132/分、整、血圧80/40mmHgであり、このままでは生命に危険が及ぶと判断した。意識は清明。
    対応として適切なのはどれか。
    • a 血小板を投与する。
    • b 新鮮凍結血漿を投与する。
    • c 夫に通告して輸血を施行する。
    • d 生命の危険があることを本人に伝える。
    • e 本人にわからないように輸血を施行する。
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    なし