以下、まだテストゼミ第4回を解いていない方はご注意ください
Aの単純CT画像から肺挫傷もあると思い、胸腔ドレナージ下で人工呼吸管理と考え、bを選択してしまいました。動画内では多発肋骨骨折の場合に関して触れられていらっしゃいますが、肺挫傷に関しては言及されておりませんでした。自分の中であまり腑に落ちなかった点なので、誤った解釈があったらご教授いただきたいです。
別の方からの似たような質問への回答がありましたので、コピペしておきます。
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bの気管挿管とcの胸腔ドレナージでしたら、c→bという順番がございます。そのため「優先すべき処置」という設問誘導からは、両者を並列に正答として要求しているとは考えにくいです。
また、bとcは「呼吸」に対する対応となります(画像でいうとA)が、本症例では骨盤骨折による大量出血(画像でいうとB)もございます。こちら乳酸リンゲルのみではカバーしきれない可能性が高く、「循環」の観点からもう1つの正答肢(aの輸血)が用意されている、と考えるのが国試の問題を解くにあたっては定石的アプローチかと存じます。
まとめますと、仰せの内容は非常によく理解できますが、それが国試の問題で得点するにあたって適正か否か、という観点から考えると別問題となります。
むろん臨床の現場でより多くの情報がある場合、状況に応じ、bの気管挿管が選択される可能性はございます。しかしながら、それはペーパーテスト上与えられた情報では困難であり、こうした微妙なラインでの判断力こそが、テストゼミで養成していただきたい力となります。
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