お世話になっております。
112回全問解説講座内でPT-INRの値について先生は
「AFの人は2〜3で管理すべき」とおっしゃっていますが、
オンラインの解説上では、「機械弁置換後でワルファリンを内服している場合、PT-INRの至適範囲は2〜3である」と書かれています。
機械弁の方はこの値で管理するものなのか、AFを発症したからこの値で管理するのかどちらなのでしょうか。
機械弁の場合はPT-INR 2~3、心房細動単独だと最近ガイドラインが変わりましてPT-INR 1.6~2.6(もともとは2~3)の間で管理します。
つまり、機械弁の方はPT-INR 2~3で管理するためPT-INR 2.3であったところへ、心房細動を合併したが、ちょうど心房細動患者にとっても至適のINRだったので変更することは何もない、というわけです。
お答えになっていれば幸いです。
なるほど!ありがとうございます!
ログインするとコメントを投稿することができます。
72歳の女性。動悸を主訴に来院した。5年前に大動脈弁狭窄症に対して機械弁による大動脈弁置換術を受けており、定期的に受診し、ワルファリンを内服している。これまでの受診時の心電図検査では洞調律であったが、来院時の心電図は心拍数104/分の心房細動であった。意識は清明。脈拍96/分、不整。血圧120/76mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸部血管雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球468万、Hb 13.7g/dL、白血球7,300、血小板18万、PT-INR 2.3(基準0.9〜1.1)。
この患者への対応として適切なのはどれか。