解決済 100F54 02.内分泌代謝

Cushing症候群

授業の中で、当問題でのガストリンが高値な理由がなかったのですが、ここでのガストリン高値な理由は何でしょうか?
画像では下垂体に異常はなかったとのこと、年齢が高齢であることからかなり考えにくいかもしれませんが、MENⅠの可能性も残ってしまうのではと思いました。

回答2件

  • おそらく膵腺腫によるものでしょう。本問は異所性ACTH分泌腫瘍という解釈ですが、内分泌であるガストリンを産生していても矛盾はないと思われます。

  • ありがとうございます。
    十分に理解できました。

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  • 問題参照 100F54

    68歳の男性。3か月前からの体重増加、全身倦怠感および浮腫を主訴に来院した。身長171cm、体重72kg。軽度の満月様顔貌、中心性肥満および両下肢の浮腫を認める。脈拍78/分、整。血圧162/106mmHg。尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球486万、Hb 15.3g/dL、Ht 46%、白血球8,000。血清生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン4.0g/dL、総コレステロール259mg/dL、AST 29U/L、ALT 56U/L、LD 412U/L(基準176~353)、ALP 117U/L(基準260以下)、Na 149mEq/L、K 2.6mEq/L、ACTH 490pg/mL(基準60以下)、コルチゾール35μg/dL(基準5.2~12.6)、ガストリン2,600pg/mL(基準20~160)。頭部MRIで下垂体に異常所見を認めない。腹部造影CTで膵臓に数個の腫瘤、肝臓にも多血性の多発性腫瘤を認める。
    この患者でみられるのはどれか。
    • a 血中デヒドロエピアンドロステロンサルフェート〈DHEAS〉濃度高値
    • b CRH試験でACTH増加
    • c メチラポン試験でACTH増加
    • d デキサメサゾン抑制試験で(8mg/日、2日間)で尿中17-OHCS低下
    • e 副腎シンチグラフィで一側性の集積増加
  • 関連トピック

    なし