テストゼミ標準篇第2回の112c53の解説で、Child-Pugh分類に関して、PT(%)の70〜40は、PT-INRで1.7〜2.3に相当する事は覚えるように、と穂澄先生がおっしゃっていました。つまり、PT(%)の40はPT-INRの2.3に相当する、という事ですよね。
ここで疑問に思ったのですが、急性肝不全の定義のところで、「PT (%)が40以下、または、PT-INRが1.5以上」と学習したことから、私は今までPT (%)の40が、PT-INRの1.5に相当するものだと思ってきました。
この1.5と2.3の差はなぜ生まれるのでしょうか?単に、急性肝不全の定義は「PT (%)が40以下でなくても、PT-INRは厳しめにとって、1.5以上ならそれは急性肝不全だ」と言ってるだけなのでしょうか?
https://www.clinicaladvisor.com/home/my-practice/medical-calculators/inr-calculator/
↑こちら参照。
INRの測定にはPT自体のほか、ISIの設定も必要です。
http://www.clinlabnavigator.com/prothrombin-time-and-inr.html
↑そのため、こちらのページ中ごろの表(Impact of ISI on INR Results)にあるように、PTとPT-INRは一対一対応しません。
あくまで目安として相関関係を追うにとどめ、細かな値については疾患や基準ごとに暗記する必要があります。
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来院時の血液検査所見から現時点で肝腫瘤に対する治療適応はないと判断した。
その根拠として最も重要なのはどれか。