解決済 107D51 16.耳鼻咽喉科

聴神経鞘腫の広がりと脳神経の障害

聴神経鞘腫の問題ですが、これは前庭神経に原発することがほとんどで蝸牛神経は圧迫されて障害されるが、前庭神経自体は障害されにくい、といういやらしい腫瘍ですよね。
聴神経鞘腫は進行に伴い周辺の脳神経も障害し、顔面神経も走行が近いため障害され、角膜反射(求心路が三叉神経、遠心路が顔面神経)の消失が出てもおかしくはないと思います。一方で前庭神経自体は末期まで障害されにくいので、半規管機能低下の所見は得られないのではと考えます。

なぜbが×でcが〇なのか、納得できません。

よろしくお願いします

回答2件

  • >前庭神経に原発することがほとんどで蝸牛神経は圧迫されて障害されるが、前庭神経自体は障害されにくい、といういやらしい腫瘍

    ↑教科書的にはそうなので、これまでもそれに習って教えてはいますが、国試では該当知識は出ない印象です。
    いやらしくなく考えて、前庭神経も蝸牛神経もやられる、と考えてOK。

    今回の問題に関して言えば、「消失」「低下」という日本語の問題です。講義内でもお話しているかと思いますので、再度確認ください。

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  • 問題参照 107D51

    53歳の男性。3か月前からの右耳鳴を主訴に来院した。鼓膜に異常を認めない。頭部造影MRIのT1強調像を別に示す。
    この患者の右側の検査所見として予想されるのはどれか。2つ選べ
    • a 混合性難聴
    • b 角膜反射消失
    • c 半規管機能低下
    • d ティンパノグラムB型
    • e 聴性脳幹反応〈ABR〉I-V波間の潜時延長
  • 関連トピック

    なし