いつもお世話になっております。非常に枝葉末節なところの質問なのですが、本症例において呼吸音が減弱している理由に関して胸膜プラークの存在によるものか喫煙(25本✖️40年)によるcopd等により引き起こされるものであるかどちらでしょうか?
アナログさん
どっちもありえそうですが、あえて下肺野メインで記載しているのは胸膜プラークっぽいと思います。
https://遠隔画像診断.jp/archives/1214#i-4
また、これは参考所見にしかならないのですが、COPDだとするとこの患者さんは体重が重いいわゆるblue bloaterのタイプなので、肺気腫よりも慢性気管支炎メインなのかな? と考えられます。画像検索するとわかりやすいです(https://is.gd/ccuDXN)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/23/2/23_241/_pdf
御丁寧な回答ありがとうございます。
自分は最初はどちらの可能性も同じくらいあると思っていたのですが、どっこいしょさんの説明から胸膜プラークの可能性の方が高いということなんですね。理解が深まりました!
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65歳の男性。健診の胸部エックス線写真で異常陰影を指摘されて来院した。18歳から35歳まで工場でボイラーの点検保守を行っており、その後は農業に従事している。喫煙は25本/日を40年間。身長163cm、体重72kg。体温36.3℃。脈拍72/分、整。血圧102/68mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は両側下胸部で減弱している。胸部CTで胸膜プラークを認める。
原因となる曝露物質として考えられるのはどれか。