解決済 106H30 24.公衆衛生

検査前確率

いつもお世話になっています。
検査前確率と検査後確率についての質問です。
検査後確率とは何かしらの検査を行ってその判定を見て計算できるものだと理解しています。
この問題では文献を調べただけで検査はまだ何もしていないため検査後確率についての議論はできないのではないでしょうか?
また文献を調べたからとは言え、病歴と身体所見から判断しているのですから検査前確率が上がったと判断すべきではないのでしょうか?
お忙しい中恐縮ですが、回答のほどよろしくお願い申し上げます。

回答2件

  • 「病歴と身体所見」も広い意味では検査です。調べてますんで。
    今回の文献の項目をすべて確認済みである以上、検査後確率の議論は可能です。

  • 穂澄先生お忙しい中お答えいただきありがとうございます。
    理解しました。ありがとうございます。

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  • 問題参照 106H30

    50歳の男性。発熱と咳とを主訴に来院した。3日前に咳が出現した。昨日から痰を伴うようになり、悪寒も自覚したため、救急外来を受診した。生来健康で、気管支喘息の既往はない。体温38.5℃。心拍数104/分、整。血圧110/70mmHg。呼吸数20/分。聴診上、右前胸部で呼吸音の減弱を認めた。coarse cracklesとwheezesとを認めない。肺炎の診断に関する文献を調べたところ、「気管支喘息がない」、「体温>37.8℃」、「心拍数>100/分」、「呼吸音が減弱している」、「coarse cracklesを聴取する」の5項目に該当する項目数によって、尤度比を予測できることが報告されていた。その対応関係を示す。
    該当する項目数 尤度比
    0~1 0.3
    2~3 1.0
    4~5 8.2
    病歴と身体診察所見に基づき計算した場合に、検査前確率〈事前確率〉に比べた検査後確率〈事後確率〉の変化として適切なのはどれか。
    • a 低くなった。
    • b 高くなった。
    • c 変化しなかった。
    • d 診察前の確率による。
    • e 評価できない。
  • 関連トピック

    なし